商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 講談社 |
| 発売年月日 | 2025/05/15 |
| JAN | 9784065393598 |
- 書籍
- 文庫
ムーミンパパの思い出 新版
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ムーミンパパの思い出 新版
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商品レビュー
4
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再読。 小説ムーミンシリーズ第3巻。80周年を記念した新版で、表紙のイラストも、併記されたスウェーデン語のタイトルの配置も美しい。 ダンディでセンチメンタル、良くも悪くも男性的で、昔ながらの冒険小説を思わせるようなムーミンパパによる自叙伝。 捨て子として人生が始まったこと、個性を認めてもらえなかったこと、家族や友人と呼べる相手に巡り会えなかったこと、様々な苦しみで傷ついた自尊心を、若い日のムーミンパパは夢想と行動で癒やし、新たな自分を造りなそうとする。 自叙伝は、彼の旅の物語であり、出会いの物語であり、夢を仲間とともに持つ喜びと、その道が別れていく失望の物語でもある。 規則でがんじがらめの孤児院を脱走し、「有名な冒険家になろう」と志しているムーミンパパ。 穏やかな知性とユーモアを持ち、「空飛ぶ船を発明したい」と願う天才発明家フレドリクソン。 フレドリクソンの甥で、ボタンやひもやガラクタを集め続けては収拾がつかなくなる、みんなの「かわいい」ロッドユール。 何者にもなりたがらず、何も作りたがらず、何も欲しがらず「ただ生きようとしている」自由な根無し草ヨクサル。 旅の仲間たちがそれぞれあまりに魅力的で、読んでいる最中、彼らはムーミンパパの自叙伝にしか存在しない人物なのでは、と邪推したほどだった。その分、エピローグでの劇的な再会と新たな旅立ちは、(それが唐突であることも忘れて)力強く輝かしく感じられた。 ムーミンパパが推奨するように、「はじめからくり返し読みかえ」したくなる、味わい深い青春小説。
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体調を崩してしまったムーミンパパがムーミンママにすすめられて自伝を書き、それをムーミン、スニフ、スナフキンの3人に読み聞かせるというお話。 ムーミンパパが自身の幼少期〜ムーミンママと出会うまでを書いているんだけど、話盛ってそうなくらい壮大な一方、自身が天才発明者である感じた劣等感...
体調を崩してしまったムーミンパパがムーミンママにすすめられて自伝を書き、それをムーミン、スニフ、スナフキンの3人に読み聞かせるというお話。 ムーミンパパが自身の幼少期〜ムーミンママと出会うまでを書いているんだけど、話盛ってそうなくらい壮大な一方、自身が天才発明者である感じた劣等感や嫉妬に近い感情など、いつも堂々としてるムーミンパパの人間(?)らしい一面も知ることができて面白かった。 よく考えたら生物なんだから当然なんだけど、スナフキンにも両親がいたことにびっくり笑 親が子どもに自分の武勇伝聞かせる時ちょっと見栄張って話盛っちゃうかんじよくわかる、ムーミンパパ可愛い。 自伝が終わった後のエピローグのわちゃわちゃ感もよかった。
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