ブルーピリオド(17) アフタヌーンKC

山口つばさ(著者)

• 販売会社／発売会社: 講談社
• 発売年月日: 2025/05/22
• JAN: 9784065394113

商品レビュー

2025/11/16

匂いって人間の五感で唯一脳の大脳辺縁系に直接伝達されるんだよ　作家の個人的な話を作品にして見せても良いのか？って思ってた_でもトレスは個人的な経験を作品にしてるからこそ_鑑賞者の個人的な経験も呼び起こしてくれるんだ

2025/09/15

この漫画はリアルすぎる。
私は大学のときモラトリアムで焦燥感に満ち溢れててちっとも楽しくなかった。
そんな私の青春を描いてくれる漫画。

2025/09/03

レンタルが開始されたのを知り、早速読んだ。

二人展の課題を終え、｢作家になる｣という夢を意識し始めた美大生・矢口八虎。様々な障壁があることも自覚しつつ、その思いを日に日に募らせる彼は、思わぬきっかけで高校時代の美術メンバーと再会。あれよあれよとグループ展に参加することになり……。

｢ブルーピリオド｣は、ある程度、話が進み始めて以降、ひとつのエピソードが一段落すると、あえて、初期の物語に立ち返る段階があるのだが、今回はまさしくそれ。

これまでも"絵を描き始めたころ"や"美術部の先生"といったエピソードで、原点回帰が行われてきたが、今回は｢美術部｣、そして、｢森先輩｣に立ち返るのが、中々にアツイものがあった。

また、インパクトのある絵作りは今回も健在。
歌舞伎町を上空から観た町並みや、展覧会で得た感動の瞬間といった見開きはもちろん、涙で滲んだ八虎の視点ショットなど、作品として感銘を受ける場面も多かった。

｢美術で稼ぐ｣というテーマで進んでいる現在のエピソードにおいて、八虎がどんな経験を経て、どう決着をつけるのかが楽しみ。

また、その一例として、コミケの同人誌を挙げているのが、いかにも"現代の美術"を描く漫画として、面白いなと思った。