商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 東京創元社 |
| 発売年月日 | 2025/04/30 |
| JAN | 9784488029197 |
- 書籍
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記憶の対位法
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記憶の対位法
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商品レビュー
4
26件のお客様レビュー
意図されていたかはともかく(していたとは思う)現下の世界情勢のなかで読むことに意味のある小説だ、という気がしたな。 フィクションの物語としても楽しめたけれども。
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- ネタバレ
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本屋で思わず手に取った高田大介の新作(と言っても2025年だけれど)。 フランスのリモージュを舞台に、主人公ジャンゴのコラボ(対独協力者)?とされた亡き祖父マルセルの遺品整理をきっかけに、残された古書と20余りの黒檀の小箱から祖父が晩年探求したものは何かを辿る物語。 ジャンゴは、西洋古典学を研究する大学院生のゾエや音楽史を専攻するパリ大学院生リュシアン、友人の電話帳の協力を得て、中世の教会音楽の世界へ足を踏み入れる。 相変わらず著者の博覧強記に驚かせられる。 今回のテーマが楽譜であるので、音楽史学や記譜法研究の話が中心だけれど、フランスの社会学やラテン語、フランスの近年のテロリズムの話など、お腹が溢れかえるように次から次へ、知識が披露される。 途中上司のレオンと「本質主義」について延々議論がなされ、メディアのあるべき立ち位置は?的な話にもなる。どれだけ広げるの? 『図書館の魔女』とは少し異なるが、本作の方が作者の知の広さ、深さにびっくりさせられた。 ただ知識を見せつけられるだけではなく、根底には区別なのか、差別なのか、今の世界が抱えている構造的な差別の問題を扱っているように思う。哀しい性とも言える人が集団になった際に生まれる誰かを差別する心に、迫っているように感じた。 400ページ以上のボリュームだがページ数以上に読後、ヘトヘトになった。
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事件記者のジャンゴ・レノートルは祖父の残した遺品整理に戸惑っていた。祖父は戦後、対独協力者だと思われて寒村に引きこもっていた。ジャンゴは祖父に会ったことはない。生まれる前に、既に亡くなっていたから。高校の歴史の教師をしていたとの話を聞いているぐらいだった。祖父の遺品に黒檀の小箱が...
事件記者のジャンゴ・レノートルは祖父の残した遺品整理に戸惑っていた。祖父は戦後、対独協力者だと思われて寒村に引きこもっていた。ジャンゴは祖父に会ったことはない。生まれる前に、既に亡くなっていたから。高校の歴史の教師をしていたとの話を聞いているぐらいだった。祖父の遺品に黒檀の小箱が何十と出てきた。その中には布が入っていた。そして本の山と。
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