商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 早川書房 |
| 発売年月日 | 2025/04/23 |
| JAN | 9784151853029 |
- 書籍
- 文庫
沈黙
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商品レビュー
4.3
24件のお客様レビュー
マシュー・ベン警部シリーズ二作目。パーティーの翌朝、ガラス職人のイヴが父親の死体を見つけることから始まる。個性的な刑事たちがプライベートな問題も抱えながら犯人を追求していく。今回も、複雑な人間関係が絡み合った濃厚なドラマだ。マシューの慎重で実直な仕事ぶりを時間をかけて読み進めたい...
マシュー・ベン警部シリーズ二作目。パーティーの翌朝、ガラス職人のイヴが父親の死体を見つけることから始まる。個性的な刑事たちがプライベートな問題も抱えながら犯人を追求していく。今回も、複雑な人間関係が絡み合った濃厚なドラマだ。マシューの慎重で実直な仕事ぶりを時間をかけて読み進めたい。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
原題『Heron's Cry』がわからなかった。 Heronて何だ?そんな登場人物もいないが。。 アオサギのことらしい。 なるほどー、そういうことね。 物語のそこここでアオサギの描写があった。 それは主人公マシューを暗喩するかのような凛としたしなやかな佇まいの描写だった。 善良に穏やかに根気強く。 福音派の厳しい教義の中で育ってきたマシューは自身の生き方を受け入れながらも、ときに他人との対比の中で生真面目な面白味のなさを感じずにはいられない。 それでも貫くそのスタイル。 もちろんブレそうになるときもある。 内面では惑いながら、後悔を覚えながらも外には見せない境界際の心の強さに魅力を感じる。 事件の方は、金融取引で一資産を築いた投資家が半ば慈善事業のような形で破格のコストで住まいや芸術家達への仕事場を提供するウェスタコム農場で死体が発見されるところに始まる。 被害者はこの農場に住むガラス職人イヴの父ナイジェル。 前の晩のパーティの場でマシューの部下ジェンに相談があると言っていたばかりだった。 どうやら医療制度の綻びから生まれた精神疾患からの自殺案件の調査をしていた模様だが。。 事件の展開としては、途中マシュー自身が言うように、進行しているものごとも、つながりも、動機も多すぎる。 まぁでもそれはアン・クリーヴスのいつもの感じ。 事件の謎解きよりも、その過程での登場人物それぞれの立ち振る舞いがもたらす「らしさ」だったり内省による変容が面白い。 訳者解説によれば、本シリーズの次作のみならず、過去作の〈ヴェラ・スタンホープ警部〉シリーズの邦訳が企画されていたり、〈ジミー・ペレス警部〉シリーズの再開の報があってファンとしては楽しみが増すばかり。
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曇天の湖沼や陽光煌めく英国庭園、陰鬱な街並み、、ノース・デヴォンの様々な風景が脳内に再生される。事件解決でスッキリ爽快感があるわけではないけれど、個性豊かな刑事たちが地道に一つ一つの糸を手繰りって事件を解決していく展開にハマった。穏やかで忍耐強くて実直で、、日本人ウケするキャラだ...
曇天の湖沼や陽光煌めく英国庭園、陰鬱な街並み、、ノース・デヴォンの様々な風景が脳内に再生される。事件解決でスッキリ爽快感があるわけではないけれど、個性豊かな刑事たちが地道に一つ一つの糸を手繰りって事件を解決していく展開にハマった。穏やかで忍耐強くて実直で、、日本人ウケするキャラだなあと思ってニマニマしながら、すっかりマシュー贔屓になった。
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