商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 三才ブックス |
| 発売年月日 | 2025/04/21 |
| JAN | 9784866734477 |
- 書籍
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世界のお弁当とソトごはん
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世界のお弁当とソトごはん
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商品レビュー
3.9
14件のお客様レビュー
いろんな国のお弁当、本当に様々で興味深い。著者の言うように、他国のお弁当事情を知ると、お弁当はおかずが何種類もあって、彩りがないとと思い込み、勝手にハードルを上げていたことに気付かされる。これからは型にハマらず、気楽に自由にお弁当を作ろうと思う。
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- ネタバレ
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北海道新聞で、河崎秋子さんが紹介していて知ることができた。 著者の紹介を読むと、まず「世界の台所探検家」とある。その後の東大出の修士とか、クックパッドを経て独立、とかはあまり目に入ってこない。探検家、のほうがピッタリくる。それほど世界の、それも砂漠や極寒の地や熱帯まで出掛けて、「お弁当」とは何かを追求する。その旅は、まさに探検家。 NHKの「サラメシ」がなくなって、「他の人が何食べてるのか」知りたい病が治らないまま飢えていた。 これはまさに求めていた本! まずフィンランドサヴォ地方の携帯食、「カラクッコ」に圧倒される。森で仕事する人の携帯食だという。ライ麦パンの生地の中に、夏とって冷凍しておいた淡水魚や豚バラ肉を入れて包み、オーブンで1時間。外側のライ麦パンが器にもなり、ナイフがあれば外で食べられる。これをあえて弁当と呼ばないのは、食べ物を持参するという文化がないからだという。この郷土食も今は廃れてしまっているらしい。 極寒の地だからか。他にもサーメの人たちが持っていくのはトナカイの干し肉。普段は陽が短いから暗くなる前に帰ってきて、温かいトナカイ肉のスープなどを家で食べるという。うん、わかる。極寒の外で食べたくはない。 他にも見たこともない、聞いたこともない食べ物が次々と調理され、写真で紹介される。焚き火で砂漠で焼かれるパン、鉄鍋で焼かれる肉とキャベツ、ラクダの乳とデーツ、竹筒で蒸す魚と唐辛子など、興味は尽きない。 日本のお弁当に近いものを食べているのは台湾、インドネシアくらいだったかな。
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「世界の台所探検家」がソトごはん?と思って手に取った1冊。 なるほど、おうちでつくったものを持って行くのが日本の「お弁当」だが、話題が世界に広がっていくと、各国の気候や文化もあいまって、それは「ソトで食べるごはん」の話に拡張されていく。世界のいろんな「昼ごはん」との対比から日本...
「世界の台所探検家」がソトごはん?と思って手に取った1冊。 なるほど、おうちでつくったものを持って行くのが日本の「お弁当」だが、話題が世界に広がっていくと、各国の気候や文化もあいまって、それは「ソトで食べるごはん」の話に拡張されていく。世界のいろんな「昼ごはん」との対比から日本の「弁当」文化のいろいろな側面に触れていて、自分ではそんなふうに気づかなかったかもな、と思うこともしばしば。 読んでていろいろな気づきがあった。 印象に残ったのは以下の2つのフレーズ。 読み終わったあと、本当にそうだなぁとしみじみと味わった。 「ものがない屋外の環境で生まれる人間の工夫というのは、実にスマートな美しさがある。」 「そして、弁当は各地の文化的前提や社会背景を大いに移す「箱」であり、好奇心を刺激されてやまないということも付け加えておきたい。」
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