ギンガムチェックと塩漬けライム 翻訳家が読み解く海外文学の名作
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ギンガムチェックと塩漬けライム 翻訳家が読み解く海外文学の名作

鴻巣友季子(著者)

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ギンガムチェックと塩漬けライム 翻訳家が読み解く海外文学の名作

1,980

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 NHK出版
発売年月日 2025/04/18
JAN 9784140819876

ギンガムチェックと塩漬けライム

¥1,980

商品レビュー

4.3

21件のお客様レビュー

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2026/02/28

「海外文学の名作を読み解く」と始まり手にとった。小難しいジャンルだから考察本のようにかいつばみ、まぁ知ったと気になろうと思った。が、読んでびっくりする内容。 現代は全ての積み重なった本の上に立っているのに、当たり前に受け入れその足元を見ていなかったと思うような衝撃。 どれもが、こ...

「海外文学の名作を読み解く」と始まり手にとった。小難しいジャンルだから考察本のようにかいつばみ、まぁ知ったと気になろうと思った。が、読んでびっくりする内容。 現代は全ての積み重なった本の上に立っているのに、当たり前に受け入れその足元を見ていなかったと思うような衝撃。 どれもが、これまでの人間の姿であり、自分であり、未来を示唆していた。 この著者が女性の翻訳者であるからより女性の自立を戦う姿を読み解く場面が多く、 これを新時代の女性のアイデティティ=フェミニズムとも言える。 現代の私達はまだ一人で立つ事を受け入れられている途中であると感じているけれど、それでもこの海外文学の名作から読み解くに、なんて素晴らしい女性達のおかげで今の私達がやっと一人でいられる世界になったんだと握手をしたい。 もちろん物語なので、実際の話ではないけれどこうしたアイデンティティを書き示された後にここまで新しい時代に邁進できているのだと感じる。 また未来のディストピアとして「1984年」などから読み解くのは現代の社会の全てをまさかこの時代と同じような仕組みになっているのではないかと思う気づきがある。 文字を読み、読書をかさね、芸術を知る事は 思想の範囲を拡げる事。 これを制限されてあるいは短絡的にする幼稚化は、民を操れる支配方法のパンとサーカスのような手法、 現代のタイパとコスパ、AIと重なる。 便利というだけでチャットGPTに頼りそれを真に受ける、もしくは難しい事も要約させ理解した気でいる。お金や技術を費やす時間を設けずにものの数分で描きたい絵や映像を作成させる。またショート動画など短い映像をループさせ思考をぼんやりさせる。時間がないからと3倍速で映像を見るなど これは完全に人間の脳の中を完全に衰退させている。 この「1984年」の世界と、現代は全くの一致ともいえる。恐ろしいくらい。 この著者は、ただ単に文章を文字通り訳しているのではなく内容を理解し咀嚼し繫げる聡明さも合わせもつ女性で、 この1ページから最終ページまでの段階は タイトルのギンガムチェックと塩漬けライムの意味を説明する所からジャブを打ち、だんだんとここまでついてこれるか?理解できるか?とパンチをだんだん多く打って5章の頃には対戦ばりのパンチラインで挑んでくるので ぜひ、最後まで読み切って欲しい。 私も受けて立って読み切れた先にある、 『私は「わからない」は一生の宝だと思っています。』 の一言が完全にノックアウトだった、ここまで書かれては敵わない。 この中から読みたい名作で特筆すべきは 「侍女の物語」からの「誓願」 「最後のひと葉」 ぜひ読んで私なりの読み解き方をしたい。

Posted by ブクログ

2026/01/23

学者やその道のプロが素人向けに書いた本を読むのが好きだ。愛を感じられるのが心地よい。本書もそんな1冊。 私は知識も語学力もないから、翻訳されたものをタダの話としてしか読めないけれど、原文の細かいニュアンスや当時の時代背景などを知っていると面白いだろうなぁと思う。

Posted by ブクログ

2026/01/19

鴻巣さんは、訳者としてだけでなく、文才もあるのですね。この他にも2冊ほど読んでいますが、とても分かり易く書かれているだけでなく、読者の興味をかき立てる内容。

Posted by ブクログ

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