商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 立東舎/リットーミュージック |
| 発売年月日 | 2025/04/11 |
| JAN | 9784845642496 |
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きりぎりす
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商品レビュー
4.3
16件のお客様レビュー
乙女の本棚シリーズ。 妻が売れっ子画家になってしまった夫に、別れの意を伝える話です。夫の反応や言葉の描写は一切無し。妻視点でしか、夫の事は分かりません。でも「いるよね、こういう人」とウンザリしたし、嫌になる気持ちに共感を覚えました。 妻も世間知らずなのでは?別れて大丈夫なのか?と...
乙女の本棚シリーズ。 妻が売れっ子画家になってしまった夫に、別れの意を伝える話です。夫の反応や言葉の描写は一切無し。妻視点でしか、夫の事は分かりません。でも「いるよね、こういう人」とウンザリしたし、嫌になる気持ちに共感を覚えました。 妻も世間知らずなのでは?別れて大丈夫なのか?と思わなくも無いけれど…。 このあと2人はどうなったのでしょうか。何ともいえない余韻の残る作品でした。
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この本は「私」に好感を持ち、共感しながら読んだ。貧乏でも楽しくて工夫しがいがあった。成功して、裕福になってももはや無口な「あなた」ではなくなってしまった。裕福になった後が本性なのかもしれないけど。 時代が違うとはいえ、24ならお別れするのも遅くないと思う。画に惹きつけられた私の見る目がなかったのか?でも、母や世間から見たらいい選択に見えるのかな。逃げ出したくなる気持ち、分かるな。
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売れない画家に惚れ込んだ奥さんが 富と名声を得た主人に別れをつげるなんてあり得ない。 しかしこの感情は意外と女性の中にある気はします。 パッっとしない男で自分だけが必要で手を尽くしている間は愛おしく、いざ自分から離れて独り立ちした男が憎らしくなる。 作中の奥さんは実は正直である...
売れない画家に惚れ込んだ奥さんが 富と名声を得た主人に別れをつげるなんてあり得ない。 しかしこの感情は意外と女性の中にある気はします。 パッっとしない男で自分だけが必要で手を尽くしている間は愛おしく、いざ自分から離れて独り立ちした男が憎らしくなる。 作中の奥さんは実は正直であるゆえに弱い人のように感じる。その弱さを不思議な感覚にできる作品でした。 人間の感情って我儘だとつくづく思うけど その我儘さを自分なりに折り合いをつけて人と関わりを上手に形成出来るのが強い人間だと年を重ねる毎に感じます。 内容もきちんと理解できない学生の頃 太宰治作品を沢山読んでました。 人間の弱さやずるさの表現の仕方が 妙に惹きつけられる作家さんですよね 30年ぶりぐらいに読んだ太宰治作品ですが…やっぱり何となくいいんですよ〜
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