商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 慶應義塾大学出版会 |
| 発売年月日 | 2025/04/10 |
| JAN | 9784766430288 |
- 書籍
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動物たちの江戸時代
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動物たちの江戸時代
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商品レビュー
3.8
6件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
動物にスポットをあて、江戸時代の勉強になった。 以下びっくりな点 ⚫︎生類憐みの令で犬を食べなくなったとは ⚫︎カワウソを食べていたなんて ⚫︎牛と馬の立ち位置が変わっていく様 牛が労働力から食用へ ⚫︎鯨の供養の話で、鯨はそのままでは生きていけないが人間に食べられることによって役だっているということにしていた→人間のエゴ 他にも色々読みながらへーと思いながら、読み進めた。
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面白かった。 一昨年に慶大の慶應義塾史展示館で行われた同大文学区古文書室による企画展 「動物たちの江戸時代」の展示を元に書き下ろし、書籍化したもの。 犬、牛、馬、鹿、猪、鷹、鶴、猫、鳥、獺、熊、鯨 愛玩動物だけでなく、使役動物、畜産動物 生き物関係の法律、オフィシャル施設、また生...
面白かった。 一昨年に慶大の慶應義塾史展示館で行われた同大文学区古文書室による企画展 「動物たちの江戸時代」の展示を元に書き下ろし、書籍化したもの。 犬、牛、馬、鹿、猪、鷹、鶴、猫、鳥、獺、熊、鯨 愛玩動物だけでなく、使役動物、畜産動物 生き物関係の法律、オフィシャル施設、また生き物を扱うガバメント機関や プライベートの商業、 江戸時代の鳥屋については、よく文献なんかを漁るんですがその他の生き物も気になるんですよねぇ。本書、そこらへんをさっくりと、素人にもわかりやすく面白いところがまとめられていて、とても楽しかった。 犬の江戸時代 牛と馬が支える江戸の暮らし 狩られる鹿・猪たち 江戸大名屋敷の獣肉食 鶴と鷹の江戸時代 江戸のペットビジネス 薬となった動物たち 鯨と江戸時代人
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江戸時代に生きた動物たちは、人とどのように 関わっていたのか。史料や浮世絵などから浮かび上がる 実体を、歴史の専門家たちにより解き明かし、紹介する。 カラー口絵4ページ ・序 第一章 犬の江戸時代 第二章 牛と馬が支える江戸時代の暮らし 第三章 狩られる鹿・猪たち――徳川将軍の「...
江戸時代に生きた動物たちは、人とどのように 関わっていたのか。史料や浮世絵などから浮かび上がる 実体を、歴史の専門家たちにより解き明かし、紹介する。 カラー口絵4ページ ・序 第一章 犬の江戸時代 第二章 牛と馬が支える江戸時代の暮らし 第三章 狩られる鹿・猪たち――徳川将軍の「鹿・猪」狩り 第四章 鶴と鷹の江戸時代――徳川将軍と「御鷹之鶴」 第五章 江戸のペットビジネス 第六章 薬となった動物たち 第七章 鯨と江戸時代人 Interlude1~5 ・おわりに ・編者・執筆者紹介 かつて食べられていた犬は、生類憐みの令の時代を経て、 保護から愛玩へ。お伊勢参りの參宮犬の話も紹介。 牛は車を牽き、馬は人を乗せ荷物を振り分けて背に負う。 人の暮らしに添い、共に歩んだ存在。 牛や馬の墓や馬の医術の存在や、御用牧についても。 Interlude1では、出土馬骨から分かる日本在来馬の姿。 将軍家の御鹿狩と御猪狩の実態にある軍事訓練。 獲物の種類と数の変化は、森林伐採等の環境の変化が。 Interlude2では、大名屋敷遺跡のゴミから分かる獣肉食。 御鷹之鶴は贈答儀礼の対象。鶴や白鳥は餌付けされ、 鷹の生餌の鳥なども飼育していた。 丹頂鶴は縁起が良いが、味は黒鶴(ナベヅル?)が美味。 江戸時代のペットたち。犬や猫の墓や供養塔が建立される。 ハツカネズミた金魚の流行、鳥や虫たちが飼われ、売買した 鳥屋は現在のブリーダー的な存在と食肉販売を行っていた。 動物園の先駆けの花鳥茶屋(観物茶屋)の花屋敷。 Interlude3では、狆飼育の本で知る狆の流行と飼育・交配・ 病気などへの対処。隠居大名柳沢信鴻の日記にあるペットロス。 江戸時代の肉食は薬喰い。獺(獺肝)、熊(熊胆)、 一角(ウニコール)の薬効とは? Interlude4は象。実は何回も来ていた象の話。 組織的な捕鯨業が全国各地で展開した江戸時代。 鯨に関する書物や文書から分かる、 様々な用途での消費と供養。過去帳もあった。 十返舎一九や曲亭馬琴などによる物語化や伝承。 Interlude5は、動物を用いた芝居や見世物。珍鳥・珍獣、 身近な動物に仕掛け、芸。地方での曲馬芝居についても。 動物への倫理観や道徳心の変化が育まれた、江戸時代。 「生類憐みの令」はその分岐点ともいえます。 現在、犬を食べることが無く、ペットの墓を建立、 動物園で動物に関心を持つなどの、人と動物の関係が、 江戸時代から繋がっていると思うと、興味深いものでした。 それにしても、実に多くの種類の動物や鳥が 食べられていたことには驚かされました。
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