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ある少年の夢 稲盛和夫はいかに人生を切り開いたか 日経ビジネス人文庫
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ある少年の夢 稲盛和夫はいかに人生を切り開いたか 日経ビジネス人文庫

加藤勝美(著者)

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ある少年の夢 稲盛和夫はいかに人生を切り開いたか 日経ビジネス人文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 日経BP/日経BPマーケティン
発売年月日 2025/04/03
JAN 9784296207879

ある少年の夢

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2025/05/06

主要なテーマ 稲盛和夫氏の人間形成と哲学: 幼少期から青年期にかけての様々な経験、特に家族や友人、師との関わり、そして戦争や貧困といった厳しい環境が、後の彼の経営哲学や人生観に大きな影響を与えていることが描かれています。特に、父親、母親、兄、そして恩師である内野先生との関係が繰...

主要なテーマ 稲盛和夫氏の人間形成と哲学: 幼少期から青年期にかけての様々な経験、特に家族や友人、師との関わり、そして戦争や貧困といった厳しい環境が、後の彼の経営哲学や人生観に大きな影響を与えていることが描かれています。特に、父親、母親、兄、そして恩師である内野先生との関係が繰り返し言及されており、彼らから受けた影響が稲盛氏の生き方の根幹を成していることが示唆されています。 京セラの創業と成長: 京セラの設立背景、初期の経営、そして直面した様々な困難とその克服の過程が描かれています。特に、従業員との一体感を重視する経営スタイルや、技術開発への強いこだわりが強調されています。また、労働組合との関係や、余剰人員問題など、企業経営における具体的な課題にも言及されています。 困難への立ち向かいと自己変革: 稲盛氏が人生の節目や経営上の危機において、どのように考え、行動し、困難を乗り越えてきたかが重要なテーマとなっています。特に、自身の病気や事業の失敗といった逆境を、むしろ自己を成長させる機会と捉える姿勢が描かれています。また、「君子豹変す」といった言葉に象徴されるように、状況に応じて柔軟に考え方や行動を変えることの重要性も示唆されています。 最も重要なアイデア・事実 幼少期の経験: 稲盛氏は、平凡な田舎の少年であり、成長の過程で多くの期待と失望を経験した。しかし、生きる喜びと情熱を失わずに人生を歩んだ。「年若い説者へ」という章で、その過程が「人生を切り開いたか」という問いとともに語られています。 「泣き虫の章」では、子供時代の日常が描かれており、特に父親の印刷所での仕事や、母との関係性が描かれています。 「焼き跡の章」では、戦時中の経験、特に空襲や疎開、そして家族との別れが稲盛氏の人生に刻み込まれたことが示されています。特に、病弱であったことや、結核に罹患した経験が後の人生に大きな影響を与えた可能性が示唆されています。 京セラの創業と初期経営: 稲盛氏は、鹿児島大学経済学部卒業後、京都の会社に就職するも、理想と現実のギャップに苦しむ。この経験が、後に自身の会社を設立する動機の一つとなった。 京セラの創業は、単なる事業の立ち上げだけでなく、稲盛氏自身の哲学に基づいた共同体の創造でもあったことが示唆されています。 創業当初は様々な困難に直面したが、稲盛氏の脇目もふらぬガンバリズムや、従業員との一体感を重視する経営スタイルによって乗り越えられた。「脇目もふらぬガンバリズム」という言葉は、彼の仕事への集中力と情熱をよく表しています。 「危機」の章では、オイルショックや余剰人員問題といった具体的な経営危機が描かれており、それに対する稲盛氏の対応が示されています。 経営哲学と人材育成: 稲盛氏の経営哲学は、「心」をベースとしたものであり、単なる合理性や利益追求だけでなく、従業員の幸福や社会への貢献を重視していることが示唆されています。 人材育成においては、技術だけでなく、人間性や哲学の重要性を強調している。「心のレベルの低い男」といった言葉は、稲盛氏が技術力だけでなく、人間性を重視していることを示しています。 「感謝報恩」や「愛」といった言葉は、稲盛氏の経営哲学や人生観のキーワードとなっています。 自己変革と挑戦: 稲盛氏は、自身の限界を超えることに常に挑戦しており、困難な状況を乗り越えることで成長してきた。「君子豹変す」という言葉は、彼の自己変革の姿勢を表しています。 LSIパッケージへの挑戦や、海外進出といった新たな事業への挑戦は、彼の強い意志と行動力によって実現した。

Posted by ブクログ