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未来を生きるすべての人の 教養の生態学
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未来を生きるすべての人の 教養の生態学

日本生態学会(編者), 畑田彩(編者), 佐賀達矢(編者), 丑丸敦史(編者), 中田兼介(編者)

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未来を生きるすべての人の 教養の生態学

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 東京化学同人
発売年月日 2025/04/04
JAN 9784807920679

未来を生きるすべての人の 教養の生態学

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2025/04/28

未来を生きるすべての人の 教養の生態学 生態学の階層性:個体群、群集、生態系、景観というレベルで捉える 個体群生態学:俗に「生物の人口学」、個体数変動のしくみを探る 環境収容力:生物が無限に増殖できず、生息できる数が有限である理由 群集生態学:生物どうしの異種間の関わり合い、複雑...

未来を生きるすべての人の 教養の生態学 生態学の階層性:個体群、群集、生態系、景観というレベルで捉える 個体群生態学:俗に「生物の人口学」、個体数変動のしくみを探る 環境収容力:生物が無限に増殖できず、生息できる数が有限である理由 群集生態学:生物どうしの異種間の関わり合い、複雑な「食物網」 なぜ多様な種が自然界に共存できるのか?:群集生態学の中心的な問い 生物多様性:地球上の生命の豊かさ、気候変動と並ぶ重要課題 生態系サービス:人間が生態系から得ている様々な恵み(調節、文化サービスなど) 生物多様性保全は、単なる動物愛護主義とは異なる(生態系全体を見る視点) 生物進化のしくみ:遺伝的変異、自然選択、遺伝的浮動 自然選択:環境に適応した形質(性質)を持つ個体が生き残りやすい 遺伝的浮動:偶然によって集団の遺伝的特徴が変化する現象(特に小集団で影響大) 退化(器官の縮小・消失など)もまた進化の一種である ウイルスは生物か非生物か?:専門家の間でも判断が分かれる存在 メタ個体群:小さな個体群(パッチ)の集まりが、消失と形成を繰り返しながら全体として持続するしくみ 利他行動:自分には損でも相手には得になる行動(例:働きアリ、血縁選択説) 繁殖戦略の対比:多産型(r戦略)と少産型(K戦略) 性転換:生涯で残す子の数を最大化するための進化戦略(例:クマノミ) 生物種間の多様な関わり:競争、寄生、相利共生(互いに利益)など ニッチ(生態的地位):競争を避け、種が共存するための資源利用の棲み分け 寄生者による宿主の巧みな操作(例:ハリガネムシがカマドウマを水に飛び込ませる) 共進化:強い相互関係を持つ2種が互いに影響し合いながら進化する(例:ツバキとゾウムシ) キーストーン種:個体数は少なくても、生物群集全体に強い影響を与える種 遷移:時間とともに生物群集の構成種が入れ替わっていく自然なプロセス エネルギーの流れ:太陽から始まり、食物網を介して上位栄養段階へ(移動ごとに損失) 物質循環:炭素、窒素、リンなどが生物と環境の間を形を変えながら巡る 富栄養化:湖沼などへの栄養塩過剰供給が引き起こすアオコ発生と、底層の酸欠「デッドゾーン」 生態ピラミッド:栄養段階が上がるほど、生物の総量やエネルギーは減少する 人間活動による生態系の改変:都市生態系と里地里山の形成 里地里山:人の管理によって維持されてきた生物多様性の宝庫(管理停止で失われる危機) 生物多様性の急速な減少:地球規模で進行する深刻な問題 日本の生物多様性の「四つの危機」:開発、乱獲・乱用、外来生物、地球温暖化 侵略的外来種:生態系のバランスを崩し、在来種を脅かす存在 地球温暖化(第4の危機):広範囲に及び、ゆっくりと現れるため対策が遅れがちな脅威 生態系管理:モニタリング、レッドリスト作成、法整備などによる保全・回復の取り組み グリーンインフラ:生態系が持つ多様な機能を社会基盤の整備に活かす考え方 生物濃縮:有害物質が食物連鎖を通じて上位の生物に高濃度で蓄積される現象 地球環境問題の本質:人間活動が生態系に負荷をかけすぎた結果 私たちにできること:生態学的な知識を得て、ライフスタイルを見直し、行動を起こす 生態学と異分野(農林水産業、都市計画、観光など)の連携による持続可能な社会の形成

Posted by ブクログ