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裸足でかけてくおかしな妻さん
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裸足でかけてくおかしな妻さん

吉川トリコ(著者)

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裸足でかけてくおかしな妻さん

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2025/03/19
JAN 9784104725045

裸足でかけてくおかしな妻さん

¥2,255

商品レビュー

3.7

20件のお客様レビュー

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2025/12/16

ちょっと世間の常識からは違和感のある楓と野ゆりの共同生活。 楓も野ゆりも一風変わっている。 周りの自然環境、田舎の閉塞感たっぷりの人間関係等々がふたりを結び付けていくような気がした。 今と違う何処かへ本当は飛び出したいふたり。 いい加減を絵に描いたような太陽、イラッしてしまう。こ...

ちょっと世間の常識からは違和感のある楓と野ゆりの共同生活。 楓も野ゆりも一風変わっている。 周りの自然環境、田舎の閉塞感たっぷりの人間関係等々がふたりを結び付けていくような気がした。 今と違う何処かへ本当は飛び出したいふたり。 いい加減を絵に描いたような太陽、イラッしてしまう。こんな奴は投げ捨てて、何処かへ飛び出せ! みんな、生きるために必死なんだよね。そんな事を思いながら、どの登場人物にも何やってんの!とイライラしながら、でも先がどうなるのか気になって、細かい字の、分厚い本を読み進めた。 面白かったけど疲れた。

Posted by ブクログ

2025/12/12

小説家の先生の子供を身籠った女、楓が、小説家の母が住む岐阜の田舎で、その小説家の妻、野ゆりと二人暮らしをすることになるという、ちょっとどうかしている設定。徐々に明らかになっていく楓の過去。若気のいたりで結婚したものの、夫がマルチに嵌って借金まみれで飛んだ。次のパートは野ゆりの章。...

小説家の先生の子供を身籠った女、楓が、小説家の母が住む岐阜の田舎で、その小説家の妻、野ゆりと二人暮らしをすることになるという、ちょっとどうかしている設定。徐々に明らかになっていく楓の過去。若気のいたりで結婚したものの、夫がマルチに嵌って借金まみれで飛んだ。次のパートは野ゆりの章。楓から見たら、田舎で先生の言いなりに、愛人の世話を焼かされている哀れな「妻さん」にも、自分が特別な人生を歩んでいるのだと信じていた時代があった。そしてラスト。子供が生まれ、先生の母親を看取ったのち、二人の選んだ結末は。 先生は都合が悪くなると、女二人を置いて東京へ帰ってしまう。財力があったら、こんなことが許されるのかと腹立たしいが、どうも憎めない人らしい。先生の祖父もまた女にだらしなく、それが許される人間だったらしく、あちこちの女に手を出していたことが、公然の秘密として共有されている、そんな狭い田舎の話。先生の母親も、父親と結婚するより先に、その祖父の愛人だったという過去が明かされる。秘密といえば、楓の妊娠の秘密も最後の最後に明かされる。「お嫁さん」になるために育てられた女たちの、思い込まされている正しさを問う小説か。 楓のパート。恵まれない環境で育った若い女の、何にも期待せずに生きている感覚がとても上手い。 「明日どうなってるかもわからないから今日のうちに楽しんでおかなくちゃという気分があって、だからみんな先のことなんか考えずにその日暮らしでいきあたりばったり、楽しそうな飲み会に誘われたらバイトをドタキャンし、ホストに入れあげて出稼ぎ風俗や立ちんぼで荒稼ぎし、ぜったいにやばいってわかってるのに町で声をかけてきた悪そうな男についていく。より楽しそうなほうへ、より気がまぎれるほうへと流れ流されて、若さを浪費していた。」 野ゆりのパート。平成初期のサブカル少女感が、苦しくなるほどリアル。大学には量産型のつまんない子しかいなくて、酒場で鮮烈な出会いをした「自分を持っている」美大生と、面白おかしい日々を過ごした。40代になった野ゆりは、帰省した際、その過去を懐古する。 「なんだかこの家で暮らしていたころに戻ったみたいだ。世の中のことなどなにも知らず、だれかに深く傷つけられたこともなければ身を引き裂かれるような別れを経験したこともなく、愛するものに拒否されることなんかあろうはずもないと信じて疑っていなかった、幸福で甘えきった子どものころに。」 野ゆりは自分を大事だと思っている。一方、楓は、どこか投げやり。育った環境のせいだろうか。二人とも、母親の干渉から逃れて、必死で自分が生きていく足場をつくってきたのだけど。 大人の野ゆりが、夕陽を見ながら「帰りたい」と思うシーン。どこに帰りたいのかはわからないが、遠い昔に別れてしまった友人に、心の中、ずいぶん遠くにきちゃったねと語りかける。わかる。わかるなあ。

Posted by ブクログ

2025/12/07

お初の吉川トリコさん。 著者の他の作品を読んでみたいのですが 図書館になく... とりあえずこの作品を見つけたので読んでみました。 タイトルのおかしな妻さんが もっとおかしいかと思ってたけど (まぁ十分に変わってるけど) あり得るし、どうしてこんな妻さんになったのか... 分...

お初の吉川トリコさん。 著者の他の作品を読んでみたいのですが 図書館になく... とりあえずこの作品を見つけたので読んでみました。 タイトルのおかしな妻さんが もっとおかしいかと思ってたけど (まぁ十分に変わってるけど) あり得るし、どうしてこんな妻さんになったのか... 分かる気もしないでもないような... (結局、どっち?笑) 読んでみて、すごく独特の世界観があると感じました。 だから軽そうに見えて、ちょっと没入しにくい世界でした。 だからこそ、なんだか気になって最後まで読むことができました。 あらすじは... 作家と不倫した楓がある日、作家の妻と一緒に住むことになる、というお話。 不倫かと思ってたけど...えっ? みたいなのが最後にあって最後まで飽きさせない物語でした。

Posted by ブクログ