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PARK STUDIES 公園の可能性
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PARK STUDIES 公園の可能性

石川初(著者)

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PARK STUDIES 公園の可能性

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 鹿島出版会
発売年月日 2025/03/11
JAN 9784306073739

PARK STUDIES 公園の可能性

¥1,980

商品レビュー

4.3

5件のお客様レビュー

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2025/11/24

先日の立川の駅前シンポジウムや令和の日本庭園の話を聞いて、都市の公園の価値や役割とか、隣接するエリアとのつなぎとかを考えていて読んでみた1冊。公園についていろいろな切り口で書かれていてアイデアをいくつかもらえ、公園の見方の引き出しが少し増えた1冊でした。 特に公園のイメージを代表...

先日の立川の駅前シンポジウムや令和の日本庭園の話を聞いて、都市の公園の価値や役割とか、隣接するエリアとのつなぎとかを考えていて読んでみた1冊。公園についていろいろな切り口で書かれていてアイデアをいくつかもらえ、公園の見方の引き出しが少し増えた1冊でした。 特に公園のイメージを代表するベンチについては可能性が大きいなと。まちなかにベンチがあることでそこで休憩する人が現れ、たまり場ができ。公園が都市と同化していくというかそういうアプローチがあったり、思い出ベンチの事業もぜひ立川でもと思ったりしました。

Posted by ブクログ

2025/08/17

とても短い文章ながら 公園を通じて捉えられる考えや発見、想いなどが 簡潔に語られる。 この本自体がまるで公園のようです。 写真も多く、実例も身に近く、とても良い本。

Posted by ブクログ

2025/08/06

【感想】 木洩れ日のそこかしこで鳴き交わす朝の鳥たち、犬の散歩のあいまに立ち止まって挨拶を交わす馴染みの顔ぶれ、淡々と足音を刻んで通り過ぎていくランナーたち。公園に行けばちょっとした緑の空間があって、「みんなと一緒」でも「ひとりぼっち」でも、自分の好きなしかたで好きなだけそこに...

【感想】 木洩れ日のそこかしこで鳴き交わす朝の鳥たち、犬の散歩のあいまに立ち止まって挨拶を交わす馴染みの顔ぶれ、淡々と足音を刻んで通り過ぎていくランナーたち。公園に行けばちょっとした緑の空間があって、「みんなと一緒」でも「ひとりぼっち」でも、自分の好きなしかたで好きなだけそこに居ていい。 本書は、私たちの身近に普通にある都市公園をいろんな切り口で見つめ、まちなかに公園があること、あり続けることの大切さに気づかせてくれる。どの視点も新鮮で、ありふれた景色のひとコマからこんな価値を読み取れるのか、と学ぶところが多かった。 【まとめ】 ★ 公園はそこにあり続けることが重要。普段あまり使われず、無駄な空間のように見えても、そのような場所が必要になることがある。 - セントラル・パークに始まる都市公園の目的は、都市のなかに「都市ではない場所」を確保することで、市民の生活や健康の向上に寄与すること。 - 公園には、必然的に「決まる形」と、あえて「つくる形」とがある。両者のバランスをどう調整するかが公園のデザインの見せどころであり、見どころである。 - 震災の津波被災地につくられた祈念公園は、ここにはもう居ない人、そしてここにはまだ居ない人に向けてつくられている。公園は、私のための場所となる一方で、私の知らない他者のための場所でもある。その意味で、「他者に向けられた公園」としての祈念公園は、とても公園的であり、公園としての究極の形なのかもしれない。 【目次】 まえがき 第1章 都市のなかの公園  都市の庭になりつつある公園  解放区としての街区公園  屋上という気候 第2章 公園の記号と性能  みんなの公園、わたしのベンチ  トイレの矛盾と形  禁止サインから禁止しないサインへ  遊具という象徴 第3章 自然との対峙  オープンスペースとしての水面  雑木林の風景  樹木がもたらすもの  表層の自然 第4章 公園のなかの造形  「欲の細道」ディザイア・パスの風景  光の風景  田園風景の子孫たち  公園の形 第5章 公園の公共性  「公」を担いうる「園」  「公開空時」暫定利用の空地の可能性  追悼の風景、他者のための公園 初出および参考文献 あとがき Credit Profile

Posted by ブクログ