商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
| 発売年月日 | 2025/03/10 |
| JAN | 9784480076731 |
- 書籍
- 新書
フッサール入門
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フッサール入門
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商品レビュー
4.3
9件のお客様レビュー
現象学の生みの親、フッサールとその思想を綴った入門書。元から現象学にとても興味があったので楽しく読み進められた。エポケーと、超越論的還元という考えは新鮮で興味深い。現象学は自分が日々体験しているものを言語化していくものであったため、そういことだったんだ!という発見が沢山あって嬉し...
現象学の生みの親、フッサールとその思想を綴った入門書。元から現象学にとても興味があったので楽しく読み進められた。エポケーと、超越論的還元という考えは新鮮で興味深い。現象学は自分が日々体験しているものを言語化していくものであったため、そういことだったんだ!という発見が沢山あって嬉しかった。
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「入門」というタイトルであるものの、自分には難しく現象学の理解には到底届かなかった。途中から諦めて、ペラペラと読めそうな部分や興味のある部分のみを飛ばしながら読んで最後までページをめくる。 こういった外国人哲学者の解説を学者である著者がする場合、どうしても著者の意見や思想が入っ...
「入門」というタイトルであるものの、自分には難しく現象学の理解には到底届かなかった。途中から諦めて、ペラペラと読めそうな部分や興味のある部分のみを飛ばしながら読んで最後までページをめくる。 こういった外国人哲学者の解説を学者である著者がする場合、どうしても著者の意見や思想が入ってしまう。それによって元の哲学者の思想を真っ直ぐインプットできているのか不安になる。やはり原本の翻訳本が読めるのが理想なんだろうなぁと。難しい…。 今回の本で面白かったのは、「超越的」と「超越論的」の違いについての部分。言葉の意味や、なぜこのように訳すのかという流れも興味深かった。ドイツ語の"Einfühlung"(アインフュールング)を日本語で「感情移入」と訳すのはニュアンスが異なるのでカタカナの「エンパシー」を使うことに対して細かく説明していた。これを元にAIと会話。言葉について考えさせられたのがすごく刺激的で良い読書体験だった。
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自然的態度を脱して「純粋意識」の領野を切り開いたフッサールの現象学の試みの意義を解説したうえで、そこからふたたび日常生活の場面に還帰するまでの道筋をたどっている解説書です。 著者は、現象学の研究者である谷徹に現象学を学び、本書も谷の『これが現象学だ』(2002年、講談社現代新書...
自然的態度を脱して「純粋意識」の領野を切り開いたフッサールの現象学の試みの意義を解説したうえで、そこからふたたび日常生活の場面に還帰するまでの道筋をたどっている解説書です。 著者は、現象学の研究者である谷徹に現象学を学び、本書も谷の『これが現象学だ』(2002年、講談社現代新書)の構成にならっている部分もありますが、よりあたらしいフッサール研究の動向を踏まえた内容になっています。谷の著作には、浩瀚なフッサールおよび現象学の研究書である『意識の自然―現象学の可能性を拓く』(1998年、勁草書房)がありますが、そこではフッサールとカントの関係についてはきわめて軽いあつかいになっています。これに対して本書では、両者の「超越論的」という概念を比較し、フッサールの「超越論的還元」とそのもとでおこなわれる現象学的な考察の意義がわかりやすく解説されています。 また、フッサールの他者論についても、かなり立ち入って説明がなされているのも本書の特徴といえます。フッサールの他我構成の議論では他者性がうしなわれてしまうという批判が多くありますが、著者はフッサールが超越論的自我の立場に立ち返って思索を開始した理由を、まずはていねいに説明します。そのうえで、「感情移入説」と呼ばれるフッサールの議論がなにをなしえたのかを明らかにし、さらに彼の草稿に見られるコミュニケーションの観点からの他者論を紹介しています。 谷の『これが現象学だ』より、もう一歩踏み込んだ解説書といえるように思います。
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