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生き物の死なせ方 共生・共存からはみ出した生物たちの社会学
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生き物の死なせ方 共生・共存からはみ出した生物たちの社会学

渡邉悟史(著者)

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生き物の死なせ方 共生・共存からはみ出した生物たちの社会学

2,970

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 ナカニシヤ出版
発売年月日 2025/03/03
JAN 9784779518560

生き物の死なせ方

¥2,970

商品レビュー

4.5

3件のお客様レビュー

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2025/12/02
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亀は冷凍庫で凍らされて山積みになって殺される。その際に亀はもがき苦しんで死ぬが、数が多い以上仕方がないとされる。 オオサンショウウオは、絶滅危惧種なので外来種と交雑してしまった種はプールに隔離されて最後を迎える。プールで死ぬくらいなら研究対象にしたいと思うが、需要も少ない。 野良猫は減らそうという動きが強まっている。保護されても引取り手に渡るまでに死んでしまうこともある(失敗) 猫の死は全世界に公開される。人々の関心を集める。 我々は生き物の死なせ方をどう考えるべきか? 死政、死体社会学

Posted by ブクログ

2025/07/04

2025年上半期のベストかもしれない。 人間的なものの見方で世界からはみ出してしまった生き物をどう「死なせていくか」を考察する一冊。数件ある事例の観察、それを通しての考察や態度が本当に勉強になった。 (図書館で借りて読んだので購入しようと思います)

Posted by ブクログ

2025/06/04

生態系を保全するためには侵略的外来種の駆除は仕方ないと思っていた。害虫や害獣といわれる生き物に対しても同じだ。それらがどう殺されるかとか、殺された後どうなるかなんてことはなるべく考えないように、意識的に視野の外においていたかもしれない。しかし私が考えないようにしたところで、社会の...

生態系を保全するためには侵略的外来種の駆除は仕方ないと思っていた。害虫や害獣といわれる生き物に対しても同じだ。それらがどう殺されるかとか、殺された後どうなるかなんてことはなるべく考えないように、意識的に視野の外においていたかもしれない。しかし私が考えないようにしたところで、社会のどこかでそれらは死なされつづけるし、それらと関わる人々たちだけがその死と向き合う負担を強いられるのはどうなのか、もっと社会全体で考えるべきなのではないだろうかという問いはもっともだと思った。ともすれば死を無菌化、脱臭化しようとするこの現代社会においてそれは困難な道かもしれないが、少なくも私は考え続けたいと思う。

Posted by ブクログ

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