商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 新潮社 |
| 発売年月日 | 2025/02/28 |
| JAN | 9784101211626 |
- 書籍
- 文庫
あわこさま 不村家奇譚
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あわこさま 不村家奇譚
¥781
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商品レビュー
3.4
8件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
産婆を生業としながらも"水憑き"と畏れ忌まれた東北の旧家、不村家には、"あわこさま"と呼ばれる異形の存在が取り憑いていた。7編の連作短編で綴られる、不村家の恐怖と愛憎、悍ましくも悲哀に満ちた一世紀半に亘る年代記。 不村家という憑き物筋、そして奉公人が異形の者たちばかりの家の年代記というよりも、不村家の血と業を受け継いでいった者たちの約一世紀半の年代記とでもいうのが正しいのかもしれない。 産婆、水憑き……となると不村家の業とは、そしてあわこさまとは何かということも序盤で凡その察しはつくが、それらの一つの答えは6章で奈央らの考察という形で提示されることになる。不村家の血を引く者たちや関りを持った者らの物語がこの年代記の緯糸であり、不村家の業やあわこさまという存在、さらには両膝下を欠損して産まれながら天才的な頭脳で不村家を再興させ、後々の代を見守る形で存在し続ける愛一郎と、奉公人の斡旋から婚姻先、さらに家人やその関係者の世話までを代替わりしながら顧問弁護士の如く勤める"木村"が、この経糸といったらいいだろうか。 不村家の業も闇も深く、これはかつての日本―否現代ですらも実際に存在するものだろう。あわこさまが招く事態は時にかなり凄惨であり不気味(特に5、6章はホラー要素が濃い)だが、個人的には登場人物たちの紡ぐ関係や言動がそれ以上に悍ましく、またどうしようもなく悲しく感じられたのも事実。 恐怖や伝奇と併せ、身近な者同士の愛憎、相克、桎梏……そういった耽美的な要素も好む人にはかなり堪能できるんではないかと感じた次第。
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東北地方の旧家・不村家では、数代に一度、特別な子供が誕生する。人知を超えた才知を授かる事から、繁栄の兆しと崇められる一方、「あわこさま」と呼ばれる怪異があると恐れられてもいた。 異形の奉公人たちの手で守られる平穏が瓦解したとき、人々は思い出す。あわこさまは不村に仇なすものを絶対に...
東北地方の旧家・不村家では、数代に一度、特別な子供が誕生する。人知を超えた才知を授かる事から、繁栄の兆しと崇められる一方、「あわこさま」と呼ばれる怪異があると恐れられてもいた。 異形の奉公人たちの手で守られる平穏が瓦解したとき、人々は思い出す。あわこさまは不村に仇なすものを絶対に許さない、と。 異形の血脈を受け継ぎ、異形の奉公人たちに囲まれ暮らす東北地方の旧家・不村家。「あわこさま」と呼ばれる正体不明の存在が憑く、「水憑き」の一族の、100年以上の歴史を様々な人物の視点から追う年代記です。 怪しく、恐ろしく、悍ましく、でもどこか美しく悲しい。 全7章で構成されており、ある語り手で不完全だった部分が他の語り手の情報で補完されたりはしますが、どちらかと言えば余白が多いというか、語り手の心情部分以外は解釈の余地の多いお話しかと思いました。 特に、特定人物への愛や執着の重い複数名の登場人物は、その感情を抱くに至った過程が気になる。好きだから好き、でも別にいいんですけどね、それもまた愛なので。 扱っているテーマ上、割とショッキングなシーンも多いですが、身体的・精神的に欠損や不自由を抱えた人々、家や憑き物筋という柵に捕らわれた人々の悲哀と決意、様々な形の愛情を感じる事の出来る一冊です。 個人的に好きなキャラクターは詠子とコウ。浮世離れしていつつも、人間らしい弱さが好きです。
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東北地方の旧家·不村家では数代に一度、特別な子どもが誕生する また不村家には『あわこさま』と呼ばれる怪異がおり、周囲の人々から恐れられていた… …というあらすじからわくわくするホラー! 1900年代からおよそ100年、語り手が変わりながら不村家について描かれている ただホラーな...
東北地方の旧家·不村家では数代に一度、特別な子どもが誕生する また不村家には『あわこさま』と呼ばれる怪異がおり、周囲の人々から恐れられていた… …というあらすじからわくわくするホラー! 1900年代からおよそ100年、語り手が変わりながら不村家について描かれている ただホラーなだけでなく、読み進めていくうちに不村家の因縁めいた哀しさが分かってくる 怖いというより、どちらというか物悲しい印象が強かった 怖さはそんなになくするすると読み終えた
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