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道徳的責任廃絶論 責めても何もよくならない
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道徳的責任廃絶論 責めても何もよくならない

ブルース・N.ウォーラー(著者), 木島泰三(訳者)

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道徳的責任廃絶論 責めても何もよくならない

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 平凡社
発売年月日 2025/02/17
JAN 9784582703726

道徳的責任廃絶論

¥7,920

商品レビュー

5

3件のお客様レビュー

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2025/04/03

自分がいかに信用に足る人間かを示さずにこのような言明を行うのは愚かしいことだと自覚していますが、興味をもたれているかたはぜひ読んでください、とレビューせずにはいられません

Posted by ブクログ

2025/03/12

1. 自由意志と道徳的責任 - 自由な選択の経験: 人は自分の身体運動が自らによって開始されたことを意識することが重要であり、これは自由な選択の感覚と関係している(ダニエル・ウェグナーの研究)。 - 無意識的運動: 人の身体運動は無意識に開始されるが、それが内的な動機によるもので...

1. 自由意志と道徳的責任 - 自由な選択の経験: 人は自分の身体運動が自らによって開始されたことを意識することが重要であり、これは自由な選択の感覚と関係している(ダニエル・ウェグナーの研究)。 - 無意識的運動: 人の身体運動は無意識に開始されるが、それが内的な動機によるものである場合に限り、自己の運動と外部からの力の影響を区別できる。 - 進化の役割: 進化は個体が外的な要因と自己の運動を識別する手段を提供し、これが自由意志の感覚を生むことに寄与している。 2. 意思決定プロセス - 道徳的意思決定の重要性: 道徳的な選択は他の無数の意思決定の中で行われ、最終的な決定は先行する熟慮プロセスに影響を与える。 - 責任感の形成: 自分は責任ある自由な行為者であるという感覚は、熟慮過程や副次的な意思決定によって強化される。 3. 自動性と無意識 - 心理学的研究: 自動性の研究により、無意識のプロセスが行動決定に与える影響が明らかにされている。 - 高レベルの思考: 無意識に基づく決定は、効率的に世界を認識し、行動を開始するために重要であるとされる。 4. 道徳的責任の再考 - 中毒者の事例: 「本意からの中毒者」と「不本意な中毒者」の比較により、自由意志の感覚がどのように道徳的責任に影響を与えるかが論じられる。中毒者は自己同一化の観点から道徳的責任を持たないことが示唆される。 - 自由意志の幻想: 道徳的責任を支持するためには、自己創造的な力が必要とされるが、これは自然主義者にとって問題である。 5. 社会的影響と文化的要因 - 個人と社会の関係: 個々の行動や性格は文化や歴史によって形成されるため、道徳的責任の概念は社会の文脈を考慮する必要がある。 - 新自由主義と社会民主主義: 社会的な問題に取り組むためには、道徳的責任の枠組みを超えて、より広い視点からの理解が必要である。 6. 結論 - 道徳的責任の否定: 道徳的責任が否定されることは、必ずしも個人の自由や自己効力感の喪失を意味しない。むしろ、責任を引き受ける機会を拡大することが重要である。 - 探究と改善: 道徳的責任を否定することで、個人や社会の問題に対してより深く探究し、改善策を見出すことが可能になる。

Posted by ブクログ

2025/02/17

 2025年2月17日発売。私も少なくともここ10年ほどは〈道徳的に責めるマン〉になってしまっているので、この本を読んでよく自分を見つめ直してみたいなあと。

Posted by ブクログ

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