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バベル オックスフォード翻訳家革命秘史(下) 海外文学セレクション
2,750円
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 東京創元社 |
| 発売年月日 | 2025/02/12 |
| JAN | 9784488016920 |
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バベル オックスフォード翻訳家革命秘史(下)
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バベル オックスフォード翻訳家革命秘史(下)
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商品レビュー
3.8
50件のお客様レビュー
2026.7.12市立図書館 10代が選ぶ海外文学大賞第2回(2026)ノミネート作品。二次投票には残らなかったようだけれど、分厚い上下巻仕立てで児童文学/YAというより本格SFっぽい(ネビュラ賞&ローカス賞受賞)。言語学や翻訳の世界を舞台としたファンタジーで、物語を追いながら言...
2026.7.12市立図書館 10代が選ぶ海外文学大賞第2回(2026)ノミネート作品。二次投票には残らなかったようだけれど、分厚い上下巻仕立てで児童文学/YAというより本格SFっぽい(ネビュラ賞&ローカス賞受賞)。言語学や翻訳の世界を舞台としたファンタジーで、物語を追いながら言語やコミュニケーションや世界のあり方について学び、考えを深めていけるのがすごい。 主人公は広東で生まれ英語とのバイリンガルに育てられた少年ロビン・スウィフト。英国人教授を後見人として英国にわたってラテン語やギリシャ語をたたきこまれ、似たような境遇の学生がつどうオックスフォード大学の王立翻訳研究所「バベル」に晴れて入学が許され、(人種差別や階級社会の空気を感じつつも)何不自由なく勉強に打ち込める青春を謳歌する一方で、ひょんなことから自分とそっくりの異母兄とであい、地下の反政府活動にも協力する立場となり⋯ 下巻は第4部第19章から。同期のロビン、レミー、ヴィクトワールにレティ、あれこれあって一度はギスギスして最悪の雰囲気だった4人が上巻最後に起こった件で結束を取り戻して、オックスフォードに帰還するも⋯あっというまに崩れ落ちるような重い展開で、敵か味方か、救済か裏切りか、主人公とともに恐る恐る読み進める。相手に共感し理解したつもりでも、真に理解していかなる状況でも寄り添えるかとなると簡単じゃないんだな⋯と改めてかみしめながら読んだ。 人類が高い塔をつくり神に挑戦しようとしたので、神は人々の言葉を乱し互いに相手の言葉が理解できないようにした、という聖書の「バベルの塔」がタイトル(オクスフォード翻訳研究所)の下敷きだが、本質的にすべての人類共通の祖語や「完全な翻訳」はありうるのかということを最後まで考えさせる物語だった。 最後までたどりついたら、上巻の4人の出会う場面のあたりからゆっくり読み返したくなる。(はやく文庫版にならないかな⋯上巻借り直せるかな?) 著者のレベッカ・F・クァン(1996-)は中国系アメリカ人、人種や階級や男女のこえがたい壁については、本人の体験もずいぶん反映されているのかも、と感じた。
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「言語とは民族の象徴である」と言ったのは、十六世紀の機織り職人ヒマーワリ・メーロンですが、あるいは「民族を隔てる」ものとも言える 傲慢なバベルの塔の計画は神の怒りに触れ、その裁きによって人々は分断を余儀なくされた 「翻訳」とは分断された人々を再び繋げるための営みなのか しかし悲...
「言語とは民族の象徴である」と言ったのは、十六世紀の機織り職人ヒマーワリ・メーロンですが、あるいは「民族を隔てる」ものとも言える 傲慢なバベルの塔の計画は神の怒りに触れ、その裁きによって人々は分断を余儀なくされた 「翻訳」とは分断された人々を再び繋げるための営みなのか しかし悲しいかな「翻訳」に”完全”はない、異なった言語では全ての単語に全く同じ意味を持つ対の言葉は存在しないからだ どんなに近しい言葉でも、住む場所が違えば全く同じニュアンスで使われることはない それでは人々は「完全に分かり合う」ことはできないのだろうか? フィクションの力を借りずとも、現実の世界はその答えを明確に示しているように思える 人々に残されたのは、緩やかな諦めだけなのだろうか そんなことないと信じたい 完全ではなくとも「翻訳」とは異なった背景を持つ人たちを少しでも理解し、手を取り合い、共に生きる世界を実現するための手段であるはずだ 新たなる「バベルの塔」は分断ではなく、共生の象徴となるのだ
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
下巻は怒涛の展開となってしまった。 4人がバラバラになってしまった。 レティの気持ちもわかるし、ロビンたちの気持ちもわかる、お互い分かり合えない、部分なんだと思って悲しい。 アヘン戦争についてはいろいろ思うことがあるので、この本ではぜひとも回避してほしい。
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