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はじめての日本国債
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はじめての日本国債
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本書は、国債取引の仕組みについて、証券会社のトレーダーの目線から考えるという斬新な構成になっている。証券会社出身の筆者の経験が生かされている一冊と言えるだろう。国債取引については、経済学の教科書で学んだが、イメージが付きづらくて敬遠していた。だが、本書ではできる限り直感的な理解を...
本書は、国債取引の仕組みについて、証券会社のトレーダーの目線から考えるという斬新な構成になっている。証券会社出身の筆者の経験が生かされている一冊と言えるだろう。国債取引については、経済学の教科書で学んだが、イメージが付きづらくて敬遠していた。だが、本書ではできる限り直感的な理解を促すよう豊富な具体例を用いながら説明されているので、実際の取引の様子を想像しながら楽しく読むことができた。なお、国債取引の文脈で登場する様々な専門用語について、丁寧に説明されているので、国債市場を理解するための入門書として本書は優れていると感じた。
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1. 日本国債市場の特性 - 国債市場の流動性: 日本国債市場は、証券会社によって提示される売り価格と買い価格が存在し、原則として24時間取引が行われている。市場参加者の多くが日本人であるため、朝に活発な取引があり、夕方からは閑散化する傾向がある。 - 取引規模の大きさ: 日本国...
1. 日本国債市場の特性 - 国債市場の流動性: 日本国債市場は、証券会社によって提示される売り価格と買い価格が存在し、原則として24時間取引が行われている。市場参加者の多くが日本人であるため、朝に活発な取引があり、夕方からは閑散化する傾向がある。 - 取引規模の大きさ: 日本国債市場では、数兆円単位の取引が日々行われており、そのダイナミズムは非常に大きい。流動性を維持するために、参加者は様々な工夫を行っている。 2. 債券と資金調達 - 債券の発行主体: 債券を発行できるのは主に政府や大企業などの巨大組織に限られている。個人や中小企業は、銀行からの借入(ローン)によって資金調達を行うのが一般的である。 - 流通市場の役割: 国債の発行後、その既発債が市場で取引されることで流動性が生まれる。特に、国債は最も流通する債券であり、個人や中小企業にとっては銀行からの借入が適した資金調達手段となる。 3. 日本政府と国債 - 国債発行の目的: 日本政府は、税収が不足する場合に、国債を発行して公共サービスを維持するための財源を確保している。これは国民へのサービスを支えるために必要不可欠である。 - 財務省の視点: 財務省は、国債の利子支払い額を抑えたいと考えているが、証券会社や投資家が国債を購入する動機がなければ、十分な市場が形成されない。 4. 市場参加者とその役割 - 機関投資家の存在: 日本国債市場では、個人投資家よりも機関投資家(例えば生命保険会社)が主な市場参加者であり、彼らの影響力が大きい。 - 流通市場の形成: 国債の流通市場は、機関投資家が発行した国債を取引することで成り立っており、安定した投資環境を提供している。 5. 金利と市場の関係 - 金利の変動と国債価格: 国債の金利が上昇すると、既存の国債の価格は下落する。長期債の方が金利リスクが高いことが知られており、金利変動は投資家にとって重要な要素である。 - イールドカーブの理解: 長期金利と短期金利の関係(イールドカーブ)は、国債市場の動向を把握する上で重要である。 6. 投資リスクとリターン - リスクとリターンのバランス: 投資家は、国債の金利が変動する中でリスクを管理しながら投資を行う。金利上昇により評価損を抱える可能性があるが、リターンも期待できる。 - 国債を持ち続けることの意義: 国債を満期まで持ち続ければ、元本が保証されるため、長期的な投資戦略として有効である。 7. 日銀の役割と金融政策 - 金融政策の影響: 日銀の金融政策は国債市場に大きな影響を与える。特に、国債の購入や金利の操作は市場の流動性に直接的な影響を及ぼす。 - 政策決定の透明性: 日銀の決定会合は市場参加者にとって重要な情報源であり、政策の変更があった場合には迅速に市場が反応する。 8. 国債先物取引の役割 - 国債先物市場: 国債先物は、現物の国債を受け渡すことなく、価格の変動を利用した投資手段として利用される。これにより、投資家はリスクヘッジや投機を行いやすくなる。
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●読前#はじめての日本国債 言葉上では「国の借金」と理解したつもりになっている「国債」。その仕組みを理解しているかと自問すると「ごめんなさい、実はわからない」と答えざるをえない。ひとまず本書に目を通せば知識向上は確実だろう、読みたい https://mnkt.jp/blogm/b...
●読前#はじめての日本国債 言葉上では「国の借金」と理解したつもりになっている「国債」。その仕組みを理解しているかと自問すると「ごめんなさい、実はわからない」と答えざるをえない。ひとまず本書に目を通せば知識向上は確実だろう、読みたい https://mnkt.jp/blogm/b250117a/
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