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睡眠の起源 講談社現代新書2760

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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2024/12/26 |
JAN | 9784065377963 |
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睡眠の起源
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商品レビュー
4.4
12件のお客様レビュー
幼少期から探究心が強く、小学生はアゲハチョウ、高校ではプラナリア、そしてヒドラに出会い生き物を研究しながら睡眠とは?意識とは?に迫る。 未だ解明されていないことを取り組みたい実験やどう研究していくか?など赤裸々に語ってくれているのも新鮮でとても読みがいがある。 分からないこともあ...
幼少期から探究心が強く、小学生はアゲハチョウ、高校ではプラナリア、そしてヒドラに出会い生き物を研究しながら睡眠とは?意識とは?に迫る。 未だ解明されていないことを取り組みたい実験やどう研究していくか?など赤裸々に語ってくれているのも新鮮でとても読みがいがある。 分からないこともあるが、それ以上に作者の興味の続いていく様を読ませてもらえるのが面白い。 まだ27歳の作者、金谷啓之ひろゆき氏の今後に期待! 夢は生の状態から離れ、死に近づく状態、と言われていた、19c〜20c に精神分析学を唱えたフロイトは、心は、1. 意識 2. 前意識 3. 無意識 の3要素からなると。 1. 簡単に自覚することができる心 2. 普段は無自覚、思い出そうとしたり、注意を向けることで自覚する❤️ 3. 心の奥底に隠れて抑圧された感情や願望 レム睡眠、rapid eye movement 急速眼球運動 夢を見ることが多く、より起きている時に違い脳波、筋肉は弛緩して体は動かない、睡眠全体の20%程で、後半に多い。 それ以外をノンレム睡眠という p. 35 睡眠不足時に眠らせようと抗う力を睡眠化学では「睡眠圧」という、この圧によって、ホメオスタシス(声明がある一定の状態を保とうとする性質)の性質を持つ。なぜ寝だめがダメなのかは、睡眠圧は起きている間に積み上がり、寝ることで解消。蓄積はできないから。 p. 54 オジギソウがもつ、時間をカウントするしくみ、体内時計によって葉を開閉させていたのだ。人、シアノバクテリア、遺伝子によると発見される p. 64. 細胞の遺伝情報DNAは基本的に同じ、ただ細胞ごとに どの設計図がどのくらいコピーを取られ、どのくらい製造されるのかがことなっている。この差異によって同じ設計図を持っていても異なる働きを持つ細胞に分化する。 p. 66 ⭐︎⭐︎⭐︎時計遺伝子の情報に基づいて時計タンパク質が作られる。時計タンパク質が溜まってくると、コピー担当の作業を邪魔する、設計図のコピーは永久ではなく、分解されていくため、新たな製造がストップする。 製造はストップ、分解は進むことで時計タンパク質の量は減っていく。すると邪魔が減り、コピー担当の作業が再開、時計タンパク質の製造が始まる。この1サイクルが24時間。 光によって調整され、時刻合わせ、が行われるので時差ボケが解消される。 p. 67 睡眠の二過程モデルは睡眠圧と体内時計。 睡眠圧が、眠らせようとする力 体内時計の成分は、起こそうとする力 p. 71 脳内には、1000億個以上の神経細胞があり、互いに接続して回路を形成。手の繋ぎ目を、シナプスと呼ぶ p. 139 生まれてきたとき、私たちはもともと眠っていたのか、それとも成長した後にいつしか眠るようになったのか。 p. 149 麻酔状態からの回復プロセスにオレキシンが関与している。脳内のオレキシンが欠損すると、ナルコレプシーと呼ばれる睡眠発作が起きる。オレキシンを作る神経細胞を破壊しても、麻酔は通常通り作用、導入には関与せず、麻酔からの回復が遅れる、ことが分かった。p. 173 ⭐︎⭐︎⭐︎睡眠とは何かーそれは、起きている間に蓄積したものを解消する行為、なのだろう 蓄積していくもの、その実体は、未だ完全に解明されていない。だがその借金が蓄積すれば、脳や体の活動が損なわれるばかりだ。 p.177
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生物は元々眠っていたが、進化のどこかで起きている状態を獲得したかもしれない。脳を持たない生物ヒドラも眠ることを明らかにした著者が自身の生い立ちと研究について紹介した本。 自分と同学年の研究者が書籍まで出す活躍をしていることに驚くと同時に、生物や眠りへの探究心の高さは目を見張るも...
生物は元々眠っていたが、進化のどこかで起きている状態を獲得したかもしれない。脳を持たない生物ヒドラも眠ることを明らかにした著者が自身の生い立ちと研究について紹介した本。 自分と同学年の研究者が書籍まで出す活躍をしていることに驚くと同時に、生物や眠りへの探究心の高さは目を見張るものがありました。あとがきにある、研究は葛藤とともにあり、最善策をとるための思考を繰り返しているという話はとても共感できました。著者が吸入麻酔薬の作用機序を明らかにし、睡眠と意識の謎を解明する日が来ることを願っています。
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私たちはなぜ眠り、起きるのか?長い間、生物は「脳を休めるために眠る」と考えられてきた。それは本当なのだろうか。世界を驚かせた気鋭の研究者が睡眠と意識の謎に迫る 極上の科学ミステリー! 筆者の飽くなき情熱に感嘆しつつ、実験などで結果を出すことの難しさを実感した。睡眠という、誰にでも...
私たちはなぜ眠り、起きるのか?長い間、生物は「脳を休めるために眠る」と考えられてきた。それは本当なのだろうか。世界を驚かせた気鋭の研究者が睡眠と意識の謎に迫る 極上の科学ミステリー! 筆者の飽くなき情熱に感嘆しつつ、実験などで結果を出すことの難しさを実感した。睡眠という、誰にでも必要な行為であるが、分からないこともまだまだ多く、だからこそメカニズムや意味を知りたくなるのだろうと思う。医学的なことも分かりやすく書いてあって読みやすかったですが、新事実が最近判明したとかではないので、ちょっと物足りない一面もあったかな。これからの研究で解き明かされていくことを期待したい。
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