商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
| 発売年月日 | 2024/12/17 |
| JAN | 9784166614783 |
- 書籍
- 新書
世界秩序が変わるとき
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世界秩序が変わるとき
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商品レビュー
4.5
193件のお客様レビュー
日本が再度良い状態に入るタイミングが今、ということを、過去に起きたことと著者自身の経験から分析し、論じられていました。 私は地方で中小企業を経営していますが、肌感として著者が述べていることは理解出来ます。 同じような危機感を持って取り組める経営者や施政者が増えれば、チャンスは自ず...
日本が再度良い状態に入るタイミングが今、ということを、過去に起きたことと著者自身の経験から分析し、論じられていました。 私は地方で中小企業を経営していますが、肌感として著者が述べていることは理解出来ます。 同じような危機感を持って取り組める経営者や施政者が増えれば、チャンスは自ずと来ると思います。 ただ読んで良かった良かったと立ち止まるのではなく、読んでどう感じて、どう動くかが大事だと思いました。
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本書は2021年頃を世界秩序の大きな転換点と捉え、冷戦後の世界を支配してきた新自由主義的なシステムが終わりつつあると論じる。 もっとも、その兆候はかなり以前からあった。オバマ大統領は2013年に「アメリカは世界の警察ではない」と発言した。私自身が何かがおかしいと感じ始めたのは2...
本書は2021年頃を世界秩序の大きな転換点と捉え、冷戦後の世界を支配してきた新自由主義的なシステムが終わりつつあると論じる。 もっとも、その兆候はかなり以前からあった。オバマ大統領は2013年に「アメリカは世界の警察ではない」と発言した。私自身が何かがおかしいと感じ始めたのは2018年前後である。北朝鮮の核・ミサイル開発が進み、韓国海軍艦艇による自衛隊機へのレーダー照射問題まで起きた。その後、コロナ禍によって中国と西側諸国の社会体制の違いが露わになり、2022年にはロシアによるウクライナ侵攻が起きた。 ただ当時私は、これらの現象を法による国際秩序に対する揺さぶりと捉えていた。つまり秩序そのものは健在であり、それをこれらの国々が破壊していると考えていたのである。この世界観が決定的に揺らいだのは第2次トランプ政権だ。既存秩序への挑戦者はロシアや中国だけではない。その秩序を作り、支えてきたアメリカ自身が自由貿易やグローバリズムから距離を取り、自国の産業、安全保障、国益を優先し始めたのである。 本書を読んでさらに興味深く感じたのは、この変化が経済だけにとどまるのかという問題である。冷戦後の新自由主義は、資本や商品の自由な移動を求める一方、文化的には個人を性別、人種、家族、国家など既存の枠組みから解放する進歩主義と奇妙な共存を遂げてきた。いわゆる進歩的新自由主義である。市場における自由と生き方における自由は、本来別の思想でありながら、グローバル企業、大学、専門職などのエリート層を中心に一つの時代精神を形成した。 ところが現在、自由貿易から経済安全保障へ、市場から国家へという反転と並行して、DEIなど欧米の進歩主義的価値観にも強い揺り戻しが起きている。もちろん両者は論理的に不可分ではない。しかし、冷戦後の30年間に一つのパッケージとして成立していたものが、いま解体され、再編されつつあるのではないか。本書は経済と投資について書かれた本だが、私にはむしろ冷戦後という時代そのものが終わりつつあることを考えさせられた。
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日本の行く末について、暗い気持ちになることが多かったけれど、ここまで理路整然と「日本にチャンスが到来しているからちゃんと準備しとこう」と言われると、前向きになれる。
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