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世界秩序が変わるとき の商品レビュー

4.5

168件のお客様レビュー

  1. 5つ

    92

  2. 4つ

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  3. 3つ

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2026/04/19

齋藤ジンさんの経歴とか、仕事内容とかのこととか、これまでの自慢話とかは全て省略すれば、本書で言いたいことは、以下の点だと思う。 20世紀末から進展した、グローバリゼーションを含む新自由主義の体制は、その転換点を迎えつつある。この間、日本では他の先進諸国と比べれば、相対的に経済成...

齋藤ジンさんの経歴とか、仕事内容とかのこととか、これまでの自慢話とかは全て省略すれば、本書で言いたいことは、以下の点だと思う。 20世紀末から進展した、グローバリゼーションを含む新自由主義の体制は、その転換点を迎えつつある。この間、日本では他の先進諸国と比べれば、相対的に経済成長を犠牲としながら雇用を守り、みんなで貧しさを分け合って「失われた30年」を過ごしてきた。 新自由主義を推しすすめた諸国に比べれば、格差も小さく、移民も少なく、ポピュリズムの問題も少なく安定し、経済成長していない分、伸びしろも大きい。賃金の上昇を伴う物価上昇も再開した。これから世界から日本への投資が集まっていくだろう、と。 基本的には現在の資本主義体制の上での議論ではあるが、短期的には本書の予想のように日本経済が相対的に伸びていくのは間違いないでしょう。その際に、他の先進諸国の諸問題まで再現しないようにすることも大事だと思う。

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2026/04/09

不況でも首を切られなかった会社員が定年を迎えみんないなくなることで、失われた30年が終わるということにびっくり

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2026/04/06

久しぶりに新書を最後まで読む。 「米中対立とグローバル化の終わりで、 世界は“ブロック化”する」との内容。 これまで:自由貿易・サプライチェーン最適化 これから:安全保障優先の世界 半導体も国策で進めてるし、 防衛、防衛言われてるから国の関与が 今まで以上に増えていくのであれ...

久しぶりに新書を最後まで読む。 「米中対立とグローバル化の終わりで、 世界は“ブロック化”する」との内容。 これまで:自由貿易・サプライチェーン最適化 これから:安全保障優先の世界 半導体も国策で進めてるし、 防衛、防衛言われてるから国の関与が 今まで以上に増えていくのであれば やはり国策が投資の基本かな。 杉村太蔵さん習って骨太の方針を読も。

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2026/04/06

日本の今後に悲観的になりがちだが、もっとリスクを取ってトライしたいと思える本。若い人は是非読むべき。

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2026/04/02

ためになった。今の世界情勢を地政学的に、また歴史的背景から説明するとこうだ、という内容で勉強になった。なぜ、アメリカはあんなに豊かなのか、そして、日本はなぜ、新技術を大々的な新産業にできないのか疑問でしたが、腹落ちした気がします。

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2026/03/31

 著者の熱い思いが伝わってくる力作である。新自由主義という思想・価値観が今や凋落の淵にあり、再び市場ではなく政治や地政学的状況が経済を動かす時代がやってきたと著者は訴える。つまり、小さな政府観から、大きな政府観への転換が起きているというのだ。  齋藤氏は写真を見ても分かるように、...

 著者の熱い思いが伝わってくる力作である。新自由主義という思想・価値観が今や凋落の淵にあり、再び市場ではなく政治や地政学的状況が経済を動かす時代がやってきたと著者は訴える。つまり、小さな政府観から、大きな政府観への転換が起きているというのだ。  齋藤氏は写真を見ても分かるように、トランスジェンダーだそうで、その苦しみもあって、日本の大手都銀を早々に辞めて、アメリカに渡ったとか。今はマクロ・ヘッジファンドに各国の経済政策について分析し、レポートを提供するのが仕事だそうで、アメリカや日本、中国などの政治家、官僚、学者などの発言を非常に詳しく紹介しながら、ここ30~40年の政策観などの変遷を説得的に説明している。そして、日本では得られなかった自由をアメリカで享受して、活き活きと仕事にまい進されているようである  著者が言うように、人間万事塞翁が馬で、世界的な潮流にも大きな波があり、19世紀はアダム・スミス的な小さな政府が良しとされたが、1930年代以降は、大きな政府が良しとされた。しかし、それもレーガン・サッチャーあたりから再び小さな政府が良いという、新自由主義が流行りだし、冷戦の終結でそれがピークを迎えた。さらに、中国をWTOに加盟させ、西側的な民主主義国にする魂胆が、共産主義政府に裏切られ、さらに習近平に到っては、アメリカを追い落として覇権国になろうとする野心を燃やすに至って、アメリカも覚醒し、政府をあげて中国の追い落としに躍起になっている。  1990年代以降の日本では新自由主義的になりきれずに、企業は利益追求よりも、雇用の確保に熱心であり、その結果賃金は上がらず、デフレ的な状況に陥ってしまっていた。しかし、2020年代、人口減の時代を迎えて、労働力不足により、労働者を獲得するためには賃金を上げなければならない事態になってしまった。賃金があがれば、物価もあがる訳でインフレ的な状況が現れてきた。著者はいち早くこの変化を予測したという。  さて、アメリカが中国を追いやるためには日本の協力が欠かせない。実際、TSMCの熊本進出等、サプライチェーンの見直しが進んでいる。政府が主導して、このような新しい成長分野への投資を推進していけば、日本経済は順調に成長する、というのが齋藤氏の結論である。  著者も言うように今後、どうなるか、彼にも十分分からないとか。2026年3月の今、トランプによるイラン攻撃がどう推移するのか、全く不透明であり、不確実性は最大限まで高まっているので、それこそ、我々1人1人が内外の情報を得て、自分なりに考えなさいということであろう。

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2026/03/28

会社の上司に勧められたため手に取った1冊。 過去から現在にかけての経済の変遷が、著者の独自の視点からまとめられている。かなり的を射た分析となっており非常に興味深く読むことができた。 一点、著者は今後は日本企業は賃上げの流れとなり、ゾンビ企業が淘汰され賃上げに耐えうる企業のみに収...

会社の上司に勧められたため手に取った1冊。 過去から現在にかけての経済の変遷が、著者の独自の視点からまとめられている。かなり的を射た分析となっており非常に興味深く読むことができた。 一点、著者は今後は日本企業は賃上げの流れとなり、ゾンビ企業が淘汰され賃上げに耐えうる企業のみに収斂される、とのこと主張であった。 マクロ的には異論は無いのだが、自分に置き換えて見ると、徐々に健全化は図られつつも、社内のゾンビ社員(働かないおじさん)は生き続けるのだろうな、と感じる。 ベースアップはされつつも、ゾンビ社員の雇用を守るために昇格はしづらくなっている。 結果として、「頑張ること」はコスパが悪く、(企業が存続するのであれば)自分がゾンビ社員化することが最適解となってしまう。 本当にそれで良いのか、アメリカの雇用体系にまで振り切れ、とは言わないが、頑張ったものが評価され、頑張らないものは評価されない、そんな当たり前な社会を望む。自分が社会に絶望する前に。

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2026/03/28

三宅香帆さんのYouTubeから 「ソロスを大儲けさせた”伝説のコンサル”」 ドーンとおびにあります このおびを見た100人中130人はこう思うでしょう 「ソロスて誰やねん」 はい、わたくしもそう思いましたよ! よっ!平均的日本人! あー、焼き魚の脇に載っててね 醤油を...

三宅香帆さんのYouTubeから 「ソロスを大儲けさせた”伝説のコンサル”」 ドーンとおびにあります このおびを見た100人中130人はこう思うでしょう 「ソロスて誰やねん」 はい、わたくしもそう思いましたよ! よっ!平均的日本人! あー、焼き魚の脇に載っててね 醤油をちょっと垂らして、魚の身と一緒に食べると美味しいよね わいはあんまり辛いのは苦手なんだけどねってそれは大根おロス はい、調べました! 世界三大投資家に数えられるハンガリー出身の大金持ち 「ヘッジファンドの帝王」ですって 和食の定番の薬味じゃなかったです(そりゃそう) いや、ソロスはええねん 齋藤ジンさんやねん うん、おもろかったで まぁ、要するにこれからの世界は、日本はどうなるかっていう本なわけなんだけど 先を見るにあたって過去を振り返るわけ で、その過去の見方がめちゃくちゃ面白くて新しい気がした その上すごい納得感 なるほどそうだったのか!しかない なのでジンさんの言う「これから」も当たる気しかしない 騙されてる? いやいや、本作は一年ほど前に出た本なんだけど、すでにもうちょっと当たり始めてるんよね 日本が勝ち組にまわる時代が来そうやで! 投資や!日本に全ベットや! ( ゚д゚)ハッ! 先立つものがなかった_| ̄|○ il||li

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2026/03/27

面白かった。 強い日本復活か? 失われた30年を嘆き、これからの日本を憂う人には朗報。 日本は今、数十年に一度のチャンスを迎えているそうです。 こういう経済のプロの目から見ると、失われた30年の本質もよく理解できる。 日本が負け組だったのは、その時代の『ルール』だっただけ。 ...

面白かった。 強い日本復活か? 失われた30年を嘆き、これからの日本を憂う人には朗報。 日本は今、数十年に一度のチャンスを迎えているそうです。 こういう経済のプロの目から見ると、失われた30年の本質もよく理解できる。 日本が負け組だったのは、その時代の『ルール』だっただけ。 新自由主義が崩壊した後の世界はどうなるのか、ある意味楽しみ。

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2026/03/22

そんなに一国の意図で世界経済が変わるか?という疑問は有りつつも、腑に落ちる点は多々あった。 日本の失われた30年は、苦しいときはみんなで耐えましょうという、人材市場の流動性の低さに端を発していたが、ルイスの転換点が来て解雇しにくい現状を変えなくても、人材市場の流動性が上がり、さ...

そんなに一国の意図で世界経済が変わるか?という疑問は有りつつも、腑に落ちる点は多々あった。 日本の失われた30年は、苦しいときはみんなで耐えましょうという、人材市場の流動性の低さに端を発していたが、ルイスの転換点が来て解雇しにくい現状を変えなくても、人材市場の流動性が上がり、さらに、時節的にも地政学的にも強くあって欲しいと期待される位置にいる日本はこれから有利だよという話。 あまり、経済系の海外の人名になれていないので、バーンという擬音語なのか、そういう人名なのか迷うところが多々あった。

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