商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 築地書館 |
| 発売年月日 | 2024/12/05 |
| JAN | 9784806716747 |
- 書籍
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饒舌な動植物たち
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饒舌な動植物たち
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商品レビュー
4.8
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生物と音の関わり。 多くの生物たちは人には聞こえない音を使って暮らしている。クジラやコウモリなどの有名どころから、低周波を使うゾウ、鳴くとは思われていなかったカメ、そしてサンゴから植物まで、様々な生物が音を活用して生活をしているという想像もしなかった世界を目の当たりにすることが...
生物と音の関わり。 多くの生物たちは人には聞こえない音を使って暮らしている。クジラやコウモリなどの有名どころから、低周波を使うゾウ、鳴くとは思われていなかったカメ、そしてサンゴから植物まで、様々な生物が音を活用して生活をしているという想像もしなかった世界を目の当たりにすることができる。さらには人間の出す音が生物たちに影響を与え、ひいては環境破壊に繋がりかねないという恐るべき研究結果まで報告される。これからの環境保護には音についても考えなければのならないというこの視点も重要になっていくのだと思われる。これからの研究が期待され注目される分野だが、著者は2023年に51歳の若さで亡くなられたらしい。惜しまれる。
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最新の機器の進化や小型化で、特にこれから進むであろう音響の世界を垣間見る事ができる本でした。人間は他の動植物に多大な迷惑をかけているが、音響の世界でもまた深刻な影響を及ぼしていると言うことが分かりました。想像以上にたくさんの種類の動植物(特に海洋生物)が、繁殖、生命維持の為に音を...
最新の機器の進化や小型化で、特にこれから進むであろう音響の世界を垣間見る事ができる本でした。人間は他の動植物に多大な迷惑をかけているが、音響の世界でもまた深刻な影響を及ぼしていると言うことが分かりました。想像以上にたくさんの種類の動植物(特に海洋生物)が、繁殖、生命維持の為に音を利用している様です。 またまだよく分かっていない、植物の音響利用についても触れていて興味深い。聴覚を感じる器官らしきものがないにも関わらず、音に反応するというので不思議。
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ヒトには聞こえない周波数の音で交信しあうゾウ、ミツバチ、クジラ、コウモリ、サンゴ、カメ……。それらの研究の歴史的エピソードも紹介しながら、研究の現在、そして今後の展開に思いを馳せる。 分野的には音響生物学や音響生態学か。観察・観測・解析というpassiveなものから、こちらからコ...
ヒトには聞こえない周波数の音で交信しあうゾウ、ミツバチ、クジラ、コウモリ、サンゴ、カメ……。それらの研究の歴史的エピソードも紹介しながら、研究の現在、そして今後の展開に思いを馳せる。 分野的には音響生物学や音響生態学か。観察・観測・解析というpassiveなものから、こちらからコミュニケートするというactiveなものへと研究は進みつつある。とくに最新の音響技術とAI(機械学習)を用いた異種間コミュニケーションの可能性の問題が興味深い。 著者のカレン・バッカーはカナダのブリティッシュ・コロンビア大学教授。昨年(2023年)逝去、51歳。亡くならなければ、知的に刺激的な本をたくさん書いていたかもしれない。残念。 (蛇足。全体的に読みやすいが、引っかかる訳語もいくつかあった。たとえば、グリフィンのいうsuprasonicを「超音速」と訳しているが、ultrasonicと同意で、「可聴域を超える」の意味だと思う。)
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