1,800円以上の注文で送料無料

地図なき山 日高山脈49日漂泊行
  • 新品
  • 書籍
  • 書籍
  • 1203-03-21

地図なき山 日高山脈49日漂泊行

角幡唯介(著者)

追加する に追加する

地図なき山 日高山脈49日漂泊行

2,310

獲得ポイント21P

在庫あり

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2024/11/20
JAN 9784103502326

地図なき山

¥2,310

商品レビュー

3.8

11件のお客様レビュー

レビューを投稿

2025/03/03

地図なき山:日高山脈49日漂泊行 角幡 唯介 地図を持たずに山を2週間、魚を釣りながら歩き続ける。 いまやスマホの電波さえつながっていれば、紙の地図さえいらない世の中、 なぜ地図を捨てる? その理由が素晴らしい。というかショックを受けた。 山に向き合うため。 地図を持ち...

地図なき山:日高山脈49日漂泊行 角幡 唯介 地図を持たずに山を2週間、魚を釣りながら歩き続ける。 いまやスマホの電波さえつながっていれば、紙の地図さえいらない世の中、 なぜ地図を捨てる? その理由が素晴らしい。というかショックを受けた。 山に向き合うため。 地図を持ち、計画的に山に登る、ということは、 山と向き合うのではなく、計画と向き合うということになる、というのだ。 言われてみればそうだ。 私は最近は山に登るわけではなく、もっぱらラン旅ということになるが、 タイパコスパ効率性を重視して、とにかく計画的に予定を立て、 その予定通りに動けるとほっとしている自分がいるのを知っている。 つまり旅を楽しんでいるのではなく、計画をなぞって満足しているのだ。 それはそれで限られた時間の中でやりたいことが全部できるのでよいのではあるが、 この本を読んで、それは実は何かが違う、ということを思い知らされたような気がした。 著者は4度にわたって日高を歩きつくし、最後に地図を見て、拍子抜けしたという。 なぜなら足で稼いで得た知識と地図が同じだから。 当たり前といえば当たり前だが、地図がないからこそ体でそれを感じることができたわけだ。 ある意味うらやましい。 著者は北極を旅する冒険家でもあるらしい。 国内でこういうことができる場所は奥只見、白神山地とこの日高だけのようだ。 著者は奥只見は既に歩き、白神は世界遺産になって釣りと焚火ができなくなった。 彼の旅には釣りと焚火、つまり焼いたり燻製にしたり、は必須なので対象から外れ、 日高だけになったという。 世界遺産も考えもんだ。 そして奥只見。私も一部だけだがかじったことがある。中学の部活。懐かしい。秘境。 又行ってみたい。。恩師は他界されたが、、、 それにしてもそうやって歩いて釣って食べるニジマス、アメマス、、、美味しいんだろうなあ。 第一章 旅立ちの記 二〇一七年夏の記録 その一 第二章 漂泊論〜地図なし登山への道 第三章 裸の山に震え慄く 二〇一七年夏の記録 その二 第四章 新しい道を見つける 二〇二〇年夏 第五章 巨大な山に登る 二〇二一年夏 第六章 ラストピークをめざす 二〇二二年夏 あとがき

Posted by ブクログ

2025/02/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

帯を見て「極夜行」のスリリングな感じを期待して読んだが、個人的にはそこまでのスリルはなかったように感じる(やってることは十分危険だと思うが)。というよりかは、地図無し登山をすることで、冒険への計画性や未来予測性を排除し、本質的に自然との調和を図り、生を実感する、といういわば「縛りプレー」の試みを6年間にわたって実行した記録。 この試みを始めるに至った経緯には一定共感できるところがあった。例えば飲み屋を探している時、食べログで綿密にリサーチをして評価が定まっている店に予約して入るよりも、ふらっと看板を見て入った方が、あたりであろうとハズレであろうと楽しい体験になる、みたいなこと。スケールは違えど、角幡氏のように、何らかの「縛り」を設けることで人生が冒険的になるかも、という示唆を得た。

Posted by ブクログ

2025/02/24

地図なし登山、本人にとっては楽しそうだけど、これまでのカクハタ君のやってきた、書いてきた探検、冒険の楽しさには及ばなかった。多分、自分にとっての未知の中でも距離感があって、今回のものは近いからなのかな、と思った。

Posted by ブクログ