イクサガミ 人 講談社文庫

今村翔吾(著者)

• 販売会社／発売会社: 講談社
• 発売年月日: 2024/11/15
• JAN: 9784065311639

商品レビュー

2024/11/21

Amazonの紹介より
東海道を舞台にした「蠱毒」も、残り23人。
人外の強さを誇る侍たちが島田宿で一堂に会した。
血飛沫の舞う戦場に神と崇められる「台湾の伝説」が現れ、乱戦はさらに加速する――!

数多の強敵を薙ぎ倒し、ついに東京へ辿り着いた愁二郎と双葉を待ち受ける運命とは。

時代小説というと、難しい言葉遣いや独特な言い回しといったのが印象的で、ちょっと苦手なのですが、この作品は、現代的な言葉に近づけつつ、エンタメに創り上げていたり、わかりやすく描写されています。

シリーズ第３巻ということで、スピード感ある展開や凄まじく華麗な死闘が印象的で、今か今かと待っていました。
前作では、比較的愁二郎の物語は過去のパートが多く、そんなに時間軸として進んでいなかった印象だったのですが、今回は一気に武蔵国・品川へ行きます。

他にも、多くの参加者の背景を知ることになります。あまり今迄描かれていなかったので、何のために参加したのか？やどんな人柄なのか？といったことを知ることができ、より物語に膨らみや奥深さが際立ったように感じました。愁二郎を含む「兄妹」以外の参加者にスポットを当てていたのは嬉しかったなと思いました。

途中では、参加者とのバトル、息もつかせぬ接戦が続くときはずっと続くので、ページをめくるのが止まらない時もありました。品川に行くまでにいくつもの関所（〇点以上ないと通ることができない）があるのですが、そこでの心理戦やいかにして「点」を勝ち取るのかといった争奪戦が特に面白く、ハラハラしました。ちょっと凄惨な描写はあるのですが、その描写がスタイリッシュといいましょうか、潔さがある印象があって、美しく視えました。

誰が生き残り、誰が死ぬのか。参加者が減ったことにより、その予想はわからないので、この人が脱落するんだといった意外な人やここで脱落するんだといった印象もあって、ついつい夢中になっていました。

そして、次巻が最終巻かと思います。発売はおそらく来年の今頃かと思いますが、待ち遠しいです。

2024/11/21

今回もめちゃくちゃ面白かった！！
最初から最後まで、先の展開が気になりすぎて一気読み。
脱落者がいるのは覚悟してるけど、実際に脱落していく姿を見るのが辛すぎる…

ついに東京入り！
今後どう話が進んでいって、どう終結するのか。
早く次回作が読みたい！！

2024/11/20

蠱毒に参加している愁二郎や双葉たちに、さまざまな敵が襲いかかる、、、しかし、品川まで辿り着く。まだまだ続いてしまった〜。