1,800円以上の注文で送料無料
論理的思考とは何か 岩波新書2036
  • 新品
  • 書籍
  • 新書
  • 1226-30-00

論理的思考とは何か 岩波新書2036

渡邉雅子(著者)

追加する に追加する

論理的思考とは何か 岩波新書2036

1,012

獲得ポイント9P

在庫あり

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店
発売年月日 2024/10/21
JAN 9784004320364

論理的思考とは何か

¥1,012

商品レビュー

4.2

153件のお客様レビュー

レビューを投稿

2026/08/22

◾️読後の感想 個人的に、自分の思考はあまりにも乱雑で、まとまりに欠けると自認しているため手に取った本。 読んでまず印象に残ったのは、「論理的思考」とは一つの決まった思考法ではないということだった。 文化や社会、目的によって重視される価値が異なり、それに応じて論証の方法も変わる...

◾️読後の感想 個人的に、自分の思考はあまりにも乱雑で、まとまりに欠けると自認しているため手に取った本。 読んでまず印象に残ったのは、「論理的思考」とは一つの決まった思考法ではないということだった。 文化や社会、目的によって重視される価値が異なり、それに応じて論証の方法も変わる。 「論理的思考」と聞くと、私はロジカルシンキングをイメージし、結論を先に示して、根拠を積み上げながら立証していくような方法を思い浮かべていた。 しかし、本書はそのような一つの思考法を身につけるための本ではない。 重要なのは、複数の思考の型を知り、目的や状況に応じて「どのように考えるのか」そのものを選択できるようになること。 一つの論理だけですべてを判断するのではなく、より俯瞰的な視点から複数の論理を使い分ける。 本書は、そうした「多元的思考」を持つことの重要性を説いた本だと理解した。 ■本の内容メモ 【西洋の思考の四つの論理】 ・論理学 正しい推論を重視する。 前提から結論を導く「形式」が正しいかどうかを考える。 ・レトリック 相手を説得することを重視する。 誰に、どのような状況で伝えるのかによって論証の方法も変わる。 ・科学 仮説を立て、観察や実験によって検証する。 現象の原因と結果を説明することを重視する。 ・哲学 対話や討論を通して、物事の本質や概念そのものを問い直す。 【文化・社会によって異なる四つの論理】 <経済の論理:アメリカ> 中心的価値:効率性と目的の達成 主導的観点:効率的か否か 推論:因果関係を重視 価値ある能力:分析・評価 目的を明確に設定し、その目的を達成するための効率的な方法を考える。 5パラグラフ・エッセイに代表されるように、主張と根拠を明確にして論証・説得する。 <政治の論理:フランス> 中心的価値:公共の利益 主導的観点:十分に審議されたか 推論:弁証法 価値ある能力:総合・構想 ディセルタシオンに代表される。 ある主張と、それに反する主張の双方を検討し、その矛盾を乗り越える新しい考えを構想する。 単純にどちらが正しいかを決めるのではなく、異なる立場を十分に議論すること自体を重視する。 <法技術の論理:イラン> 中心的価値:真理の保持と規範の遵守 主導的観点:真か偽か 推論:演繹 価値ある能力:知識・理解 規範や原則を基準として、個別の事柄が正しいか間違っているかを判断する。 <社会の論理:日本> 中心的価値:共感と哀れみ 主導的観点:共感できるか否か 推論:共感による推理 価値ある能力:共感 感想文や意見文に代表される。 他者の立場や経験を理解し、その人の気持ちや置かれた状況を想像することを重視する。 【どれか一つが「正しい論理」なのではない】 同じ問題でも、どの論理を使うかによって見えるものが変わる。 例えば、新しいシステムを導入すると考える。 経済の論理 →どれだけ業務を効率化できるか。 政治の論理 →利用者、管理者、経営者など異なる立場の意見をどう調整するか。 法技術の論理 →法律やセキュリティなどの規則に適合しているか。 社会の論理 →実際に使う人たちは、その変更をどう感じるのか。 どれか一つだけが正しいのではない。 一つの論理だけで考えてしまえば、別の重要な価値を見落とす可能性がある。 【多元的思考】 現実社会には、数学の問題のように一つの正解が存在するとは限らない。 効率を優先すれば人間関係を損なうかもしれない。 共感を優先すれば効率が落ちるかもしれない。 異なる価値が同時に存在し、ときには互いに矛盾する。 だからこそ、一つの論理や価値観ですべてを判断するのではなく、複数の論理を理解したうえで、目的や状況に応じて必要な思考を選択する。 「何が論理的か?」と考えるだけではなく、 「いま自分は、どの論理を使って考えているのか?」 「この問題には、どの論理が必要なのか?」 と、一段上から自分の思考そのものを捉える。 【この本から持ち帰りたいこと】 自分の中に一つの「正しい思考法」を作るのではなく、 ・分析する ・反対側の立場から考える ・原則や規範に照らして考える ・他者の立場に立って共感する といった複数の思考の選択肢を持つこと。 そして何かを考えるとき、「この問題は、どの論理から見るべきだろう?」と考える。 一つの論理に固執せず、複数の視点を持ったうえで、どのように考えるのかを自分で選ぶ。 それが本書から学んだ「多元的思考」である。

Posted by ブクログ

2026/08/15

本書を読了後に、ブクログに登録された莫大な数の投稿を見ると、一体どのような論理で書かれているのか気になります。「この本は読んだ方が良いよ」という主張なのか、「この本のこういう点が面白く、知ることで成長できました」なのか。やはり、子供の頃の読書感想文の影響が大きいのでしょうか? ...

本書を読了後に、ブクログに登録された莫大な数の投稿を見ると、一体どのような論理で書かれているのか気になります。「この本は読んだ方が良いよ」という主張なのか、「この本のこういう点が面白く、知ることで成長できました」なのか。やはり、子供の頃の読書感想文の影響が大きいのでしょうか? その読書感想文。子供心に目的が疑問でした。まさか1回読んだだけでは理解できないほど複雑で繊細な目的が隠されていたとは。初めて知りました。 今後、日本では、「〇〇の書き方」と目的ごとの作文技法を学び、複数の書き方を身に着ける教育が良いと思います。そうすれば、世界に無い日本独自の感想文もより活かされる気がしました。

Posted by ブクログ

2026/06/12

【要約】 論理的思考は一つではない。目的に応じて経済、政治、法技術、社会の4つの手法を使いこなすことが重要である。 【感想】 以前は論理的思考といえば経済的手法ばかりをイメージしていたが、それだけではないと気づかせてくれ、前提を疑う大切さを感じた。ビジネスでの論拠説明だけでなく、...

【要約】 論理的思考は一つではない。目的に応じて経済、政治、法技術、社会の4つの手法を使いこなすことが重要である。 【感想】 以前は論理的思考といえば経済的手法ばかりをイメージしていたが、それだけではないと気づかせてくれ、前提を疑う大切さを感じた。ビジネスでの論拠説明だけでなく、合意形成には政治的手法、チームビルディングには感情を共有する社会的手法が有効だと思った。 【アクション】 目の前の課題に対して「今の目的にはどの思考の型が最適か」をまず問い直し、状況に応じた型を選択していきたい。

Posted by ブクログ

関連商品

同じジャンルのおすすめ商品

同じジャンルのおすすめ商品

最近チェックした商品

履歴をすべて削除しました