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論理的思考とは何か 岩波新書2036
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
発売年月日 | 2024/10/21 |
JAN | 9784004320364 |
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論理的思考とは何か
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商品レビュー
4.3
12件のお客様レビュー
内容として自分には難しく感じた。論理的思考が国やその文化によって異なり、形成され、そのどれが正しいかではなく使い分けることが重要であると分かった。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
日本のビジネス界隈でも「ロジカルシンキング(論理的思考)」が重宝されているが、実はそれがたいていはあ意味するのはアメリカ流のエッセイのことでありり、論理的思考自体は相対的なものであることを、それこそ論理的に実証的に示してくれる良書。 「『論理的思考』の文化的基盤」を受けての内容と思うが、新書向けにわかりやすくまとめられている。前半は丁寧に四分野の思考法として、論理学、レトリック、科学、哲学の歴史を含めた解説がある。ここを読み込むと後半の本題がよりクリアに理解できる。 本題にあたる部分は経済の論理(アメリカ、逆因果律)、政治の論理(フランス、弁証法)、法技術の論理(イラン、演繹)、そして社会の論理(日本、共感による推理)に分けられる。それらをふまえ、著者は推論のパターンから思考法を選択するようになることを訴える。構成がよくできている。 P177に出てくる指摘は示唆深い。 ~論理の「理」は、日本を含む東洋においては、人や自然の道理など道徳的な意味合いが強く、西洋の言葉の技術としての推論や論証とは異なる意味で使われてきた。~ 「子供の作文」と揶揄されがちな日本の作文・意見文だが、アメリカのトランプ氏をめぐる対立や欧州の極右台頭のように分断が顕在化した現代では、共感による推理をベースにした考え方も再評価されてよいと感じた。
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自分が考えている時、その目的、拠っている方法を理解することは思考を深める際の大きな手がかりになると思う。更には他者の考えやその背景にまでも理解を及ぼすために必要なことでもある。
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