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デジタル脳クライシス
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デジタル脳クライシス
¥990
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商品レビュー
3.2
7件のお客様レビュー
デジタルの問題点、アナログ(紙)の有益性がわかります。デジタルにも、優れた点も多いので、うまく使い分けができるといいのですが。
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脳科学ものに目がない私。それもAIに絡めて、著者は言語脳科学者、となれば面白いに決まってる、 と思い入手して読んだのだが、、、 正直がっかりした。 まず、生成AIという言葉を認めない。知恵、感情のない「合成AI」にすぎない、と。 まあここまではいい。確かにその通りだ。情報の寄...
脳科学ものに目がない私。それもAIに絡めて、著者は言語脳科学者、となれば面白いに決まってる、 と思い入手して読んだのだが、、、 正直がっかりした。 まず、生成AIという言葉を認めない。知恵、感情のない「合成AI」にすぎない、と。 まあここまではいい。確かにその通りだ。情報の寄せ集めに過ぎない。 それと、ベストセラー「スマホ脳」を批判。根拠のない気目付がある、と。 これもいい。一理ある。 しかしそれ以外は受け入れがたい。 ひとことでいえば、デジタルに頼ると脳が発達しない、というのだ。 大学の講義も手でメモを取った方が、パソコンに打ち込むより理解が進む、自分の考えが出る。 統計的にそうだ、と。「ペンはキーボードよりも強し」?? それ以外も、紙の本の方が画面で見るよりいい云々。漫画も見開きがいい、、 確かに私も紙の方がしっくりくる。 しかしだからといってそれがデジタルを否定することには直結しない。 デジタルにはデジタルの意味がある。 人間の脳では覚えきれないことをしっかり覚えてくれる、それも今はネットワークのおかげでどこにいても。 これを使わない手はないのだ。 そう、記憶能力が落ちる云々もあった気がするが、それは当たり前。 そもそも紙がない時代は全部覚えた語り部が伝承していた。それはすごい記憶力だったろう。 それがどうした。紙が記憶してくれるから、さらに印刷が生まれたから、知識が広く展開、共有されることになった。 デジタルはさらにその進化系。 うまく使えばいいだけだ。そのために人間の能力の一部が失われても、それ以上の効果があればよいではないか。 問題は、それによって余裕の出た人間の脳が何をするか、だ。 今は暇になってしまってSNSで暴言を吐きまくったり、能力の使いどころを間違えている人間が増えているのが問題なのだ。 思いついたが、、昔は走るしかなかった人間が、車を持つことで、今までより速く移動できるようになった。 それでも、100m走りやらマラソンやら、必要のなくなった?能力を競っている。 読んだり書いたりする能力だって、同じように生かすことはできるだろう。 そろばんがまだ健在なのもその証左。 とにかくこの著者の言うことは一方的。年齢は。。私より3つ下か。 もしかするとあえてこういう発言をしているのかもしれないが、 AI、DX、ITに対してあまりに否定的なので、飛ばし読みした。 。。。しかも途中は脳そのものの講義みたいなものが入っている。これはただの埋め草だ。あーあ はじめに 第1章 デジタル機器やAIの、何が危険なのか 「タイパ」で失うもの/「もやもや感」を大切にすること/AI時代をどう生きるか/デジタルとアナログ/考える前に調べる「検索依存症」/考える前に合成してしまう「AI依存症」/「一億総無脳化」/「デジタル認知症」?/『脳を創る読書』/不毛な読書アンケート/『スマホ脳』/人間の脳の特性を知る 第2章 合成AIの脅威 チャットボットと「対話」できるのか?/チャットボットは意味を理解しない/大規模言語モデルをめぐる誤解/線形順序モデルの限界/言語知識の帰納は不可能/人間の知性に関わる「再帰性」/合成AIによる文明の衰退/情報的健康とは/AI研究者の主張に反論する/デジタルデトックスのすすめ/ゆがんだ「自己肯定感」 第3章 ペンはキーボードより強し 手書きかキーボードか/手書きとキーボードの比較研究/なぜ手書きのほうが有利なのか/ノートを取るときの脳の働き/メモを取るマルチタスク/手書きによる記憶の定着/画面で読むか、紙で読むか/教育における紙の優位性/マルチモーダルな体験を 第4章 脳の仕組みを知る 大脳の役割/脊髄の役割/小脳の役割/脳の「論理」/海馬の役割/ニューロンの構造/シナプスの役割/グリア細胞と脳の健康/加齢によるニューロンの変化/修道女たちの美しい脳 ■コラム ニューロンのスケッチ 第5章 紙vs.デジタル、脳活動の差異 紙の手帳とデジタル機器の違い/マンガの見開き提示による効果 第6章 柔軟な脳の可塑性 脳にとって最も重要な成長期/臨界期仮説という幻想/大人による多言語の自然習得/ 大人の脳が示す可塑性/タクシー運転手の海馬/ジャグリングによる脳の変化/脳がよく働く状態を保つには 第7章 マルチタスクの重要性 「マルチタスクは悪」という決めつけ/小学校での誤った指導法/大学での配慮ない教え方/リンク付テキストの落とし穴/リンクが主従を逆転させる/電卓導入の失敗/集中力ではなく選択力を 第8章 非認知能力を伸ばすには 能動的な好奇心/限界的練習と「十年の法則」/デジタル脳クライシスの克服 もっと少なく読む
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楽をしたいという欲求に「効率化」という大義を被せ、盲目的にAI(生成AI)にたより自分の頭で考える力を手放している、そんな人たち、それを良しとしている社会に警鐘を鳴らしている。 自分の頭で考えなくなる要因は生成AI以外にもありそう。そもそもインターネットで検索すれば「答え」のよう...
楽をしたいという欲求に「効率化」という大義を被せ、盲目的にAI(生成AI)にたより自分の頭で考える力を手放している、そんな人たち、それを良しとしている社会に警鐘を鳴らしている。 自分の頭で考えなくなる要因は生成AI以外にもありそう。そもそもインターネットで検索すれば「答え」のようなものにすぐ辿り着けたり、SNSで大量の情報や他者の考えを浴びて受動的な姿勢になってしまったり。便利風なツールに依存して自分で何もできなくなってしまわないよう、危険性を理解した上で活用していきたい。
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