デジタル脳クライシス の商品レビュー

酒井邦嘉(著者)

2024/11/13

期待していた手書きが良いことの確証が十分でなく残念。キーボード入力が音をタイプする作業で、ノート記入は思考を伴う作業、という点をもっと立証できればと思う。しかし、書くことが長く育った世代と、キーボード入力の方が長い世代ではどうなのかは不明なまま。結論はタイトルのように断言できないのでは、というのが自分の考え。

2024/11/06

何が危険：検索依存症　AI依存症　脳を創る読書　
合成ＡＩの脅威：
木構造　構造的曖昧性　統辞構造　線形順序　可能無限　再帰性　情報的健康　プラトンの問題　ゆがんだ自己肯定感
ペン・キーボード：
言語の処理過程　手書き→記憶の定着　教育・紙の湯異性　マルチモーダルな体験
脳の仕組み：修道女たちの美しい脳
脳活動の差異：
柔軟な脳の可塑性：
刺激の貧困　自然に！　大人の脳の可塑性←日々のトレーニング
マルチタスクの重要性：集中力＜選択力
非認知能力：能動的な好奇心　限界的練習

2024/10/14

なんでも効率、経済性に走ってしまいがちであるが、個の人間の成長に目を向けることも大切である。
AIは便利、実務レベルで役立つ場面もかなり見られるようになってきた。でも、本当にそればかりに頼っていて、なにか気づかないうちに失っていないだろうか。全ての子供に数学や社会を学ばせることと同様に、大人が議事録を取ったり手書きでメモを取ることの有用性にもきちんと目を向けないといけないと感じた。

最後に「大人の脳にもはっきりと可塑性が認められている」という点に大変希望を感じた。
自分はまだまだ成長できることに喜びも覚えた。