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警視庁科学捜査官 難事件に科学で挑んだ男の極秘ファイル 文春文庫
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警視庁科学捜査官 難事件に科学で挑んだ男の極秘ファイル 文春文庫

服藤恵三(著者)

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警視庁科学捜査官 難事件に科学で挑んだ男の極秘ファイル 文春文庫

902

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋
発売年月日 2024/10/09
JAN 9784167922894

警視庁科学捜査官 難事件に科学で挑んだ男の極秘ファイル

¥902

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2024/11/03

先日のテレビ、新プロジェクトXをたまたま見て、過剰表現もなく、ただただ面白くて中座できなかったのが、この科捜研の毒物専門家の服藤さんと、オウムの化学者で神経毒サリンを生成した土谷正実の対峙だった。 事件発生後すぐにサリンだと同定できたのもこの方に拠るところが大きい。 静かに物証...

先日のテレビ、新プロジェクトXをたまたま見て、過剰表現もなく、ただただ面白くて中座できなかったのが、この科捜研の毒物専門家の服藤さんと、オウムの化学者で神経毒サリンを生成した土谷正実の対峙だった。 事件発生後すぐにサリンだと同定できたのもこの方に拠るところが大きい。 静かに物証と化学知識で語る服藤さん。 逮捕後、黙秘のままだった土谷を前に、異例の面会に臨む服藤さんは、化学者として語りかける。 君は面白い研究をしていたね、と大学院論文を読んだ服藤氏が語ると徐々に態度を軟化させる。 大学と違ってオウムは楽しかった、なんでもやらせてくれた、と語る土谷。 それでも黙秘したがる土谷を前に延々と化学式をかいて見せる。 それだけで、土谷に対して、同じレベルでわかってるひとがいることを示す。 土谷が発明したらしい、ある特殊な方法を示す化学式を見せた瞬間、土谷に動揺が走る。 第一章の肝が↑のシーン。 映画より映画のよう。ひえー。 その後も、当初生ぬるい科捜研に失望していたが、一念発起し、警察と大学に同時に在籍して博士号をとり、毒物の専門家になったことや、それでもあらゆる事件で現場主義を貫いて活躍したことが描かれている。 物証を積み上げ、揺るがないものを作るために、こんなに警察は苦労しているんだなあ。 後進のために、警察の組織をより良くするために、と精進努力を重ね、現場の声をきき、全国を駆け回り、出世して、環境を改善していく。 優秀な人材が余計なことに時間をとられないよう、システムを作る。 こんな人たちが警察にいるのなら、心強いと思ったし、あらゆる有名な事件にかかわるさまは、現代のシャーロック・ホームズや、秘密シリーズの薪さんに(清水玲子)を彷彿とさせた。 最後の謝辞によれば、息子さんも同じ道に進んだとのこと。 忙しい忙しい現役時代に、子供を保育園に連れていくシーンがある。 妻は看護師でやはり忙しく、実家はどちらも遠い。 育児を支える社会インフラあってこそ。 この多忙で優秀なひとを支え、息子さんの育児をサポートしてくれたんだなあと思う。

Posted by ブクログ

2024/09/19

【科学捜査を切り開いた捜査官の極秘ファイル】初めて明かされる科学捜査の裏側。オウム事件、ルーシー・ブラックマン事件、和歌山カレー事件などで、科学捜査が突き止めた真実は。

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