警視庁科学捜査官 難事件に科学で挑んだ男の極秘ファイル の商品レビュー
何かで紹介されていた。 警視庁で科学捜査官として先進的に取り組み、組織をうごかしてきた著者が、関わってきた事件や仕事について書かれている。 警察組織や内部の話がとにかく複雑でよくわからなかった。捜査に科学は不可欠で、それを推し進めてきた功績はあると思うが、本にするならもう少し...
何かで紹介されていた。 警視庁で科学捜査官として先進的に取り組み、組織をうごかしてきた著者が、関わってきた事件や仕事について書かれている。 警察組織や内部の話がとにかく複雑でよくわからなかった。捜査に科学は不可欠で、それを推し進めてきた功績はあると思うが、本にするならもう少しわかりやすくするべきだったのではないかと思う。
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科学捜査の礎を築いた方の警察官人生の自伝的な内容。 実際の事件を科学的なアプローチをどのように行ったを丁寧に紡いでくれていて、非常に面白かった。 また、人との関わり方や自分の信念を信じて0から1を作り上げた考え方など学ぶ部分も多かったです。
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自叙伝的な回想録。 様々な事件を科学捜査の観点からアプローチされ、どの要素が大事だったのかがよく分かった。 「科学は嘘をつかない」
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面白かった。日本で科学捜査というものを確立した一人の警察官の話。あの地下鉄サリン事件でサリンを同定、そしてオウム真理教のサリン合成事実を科学的に証明した凄い人である。警視庁と警視庁を行ったり来たりしているが、何でこんなにポストがややこしいんだろうか。
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ご本人だから書ける当時の思いも含まれている点は、とても貴重であり、遺すべきものと思います。 ただ、本人からの視点だけでは、事件を間違いなく伝えられているかがわからず、警察組織の問題点も偏った見方になっている恐れがあります。 第三者によって、著者の周囲の方への取材をされ、その結果も...
ご本人だから書ける当時の思いも含まれている点は、とても貴重であり、遺すべきものと思います。 ただ、本人からの視点だけでは、事件を間違いなく伝えられているかがわからず、警察組織の問題点も偏った見方になっている恐れがあります。 第三者によって、著者の周囲の方への取材をされ、その結果も踏まえてまとめられると、なお良いのではと思いました。
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先日のテレビ、新プロジェクトXをたまたま見て、過剰表現もなく、ただただ面白くて中座できなかったのが、この科捜研の毒物専門家の服藤さんと、オウムの化学者で神経毒サリンを生成した土谷正実の対峙だった。 事件発生後すぐにサリンだと同定できたのもこの方に拠るところが大きい。 静かに物証...
先日のテレビ、新プロジェクトXをたまたま見て、過剰表現もなく、ただただ面白くて中座できなかったのが、この科捜研の毒物専門家の服藤さんと、オウムの化学者で神経毒サリンを生成した土谷正実の対峙だった。 事件発生後すぐにサリンだと同定できたのもこの方に拠るところが大きい。 静かに物証と化学知識で語る服藤さん。 逮捕後、黙秘のままだった土谷を前に、異例の面会に臨む服藤さんは、化学者として語りかける。 君は面白い研究をしていたね、と大学院論文を読んだ服藤氏が語ると徐々に態度を軟化させる。 大学と違ってオウムは楽しかった、なんでもやらせてくれた、と語る土谷。 それでも黙秘したがる土谷を前に延々と化学式をかいて見せる。 それだけで、土谷に対して、同じレベルでわかってるひとがいることを示す。 土谷が発明したらしい、ある特殊な方法を示す化学式を見せた瞬間、土谷に動揺が走る。 第一章の肝が↑のシーン。 映画より映画のよう。ひえー。 その後も、当初生ぬるい科捜研に失望していたが、一念発起し、警察と大学に同時に在籍して博士号をとり、毒物の専門家になったことや、それでもあらゆる事件で現場主義を貫いて活躍したことが描かれている。 物証を積み上げ、揺るがないものを作るために、こんなに警察は苦労しているんだなあ。 後進のために、警察の組織をより良くするために、と精進努力を重ね、現場の声をきき、全国を駆け回り、出世して、環境を改善していく。 優秀な人材が余計なことに時間をとられないよう、システムを作る。 こんな人たちが警察にいるのなら、心強いと思ったし、あらゆる有名な事件にかかわるさまは、現代のシャーロック・ホームズや、秘密シリーズの薪さんに(清水玲子)を彷彿とさせた。 最後の謝辞によれば、息子さんも同じ道に進んだとのこと。 忙しい忙しい現役時代に、子供を保育園に連れていくシーンがある。 妻は看護師でやはり忙しく、実家はどちらも遠い。 育児を支える社会インフラあってこそ。 この多忙で優秀なひとを支え、息子さんの育児をサポートしてくれたんだなあと思う。
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服藤恵三『警視庁科学捜査官 難事件に科学で挑んだ男の極秘ファイル』文春文庫。 偶然にも読んでいる最中に放送されたNHKの『新プロジェクトX』に著者が出演していて驚いた。 地下鉄サリン事件、和歌山カレー事件、ルーシー・ブラックマン事件など日本を震撼させた重大凶悪犯罪を科学捜査に...
服藤恵三『警視庁科学捜査官 難事件に科学で挑んだ男の極秘ファイル』文春文庫。 偶然にも読んでいる最中に放送されたNHKの『新プロジェクトX』に著者が出演していて驚いた。 地下鉄サリン事件、和歌山カレー事件、ルーシー・ブラックマン事件など日本を震撼させた重大凶悪犯罪を科学捜査により、僅かな痕跡から多くの謎を解き明かし、後に日本初の『科学捜査官』となった著者が記録したノンフィクション。 もう少し一つ一つの事件の裏側が詳しく描かれるかと思ったのだが、著者自身の出世の歴史と著者が如何に警察組織内で重宝され、どんな事件に関わったかが自慢気に描かれているばかりで、がっかりした。 本体価格820円 ★★
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【科学捜査を切り開いた捜査官の極秘ファイル】初めて明かされる科学捜査の裏側。オウム事件、ルーシー・ブラックマン事件、和歌山カレー事件などで、科学捜査が突き止めた真実は。
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