
商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | KADOKAWA |
発売年月日 | 2024/10/02 |
JAN | 9784041150672 |
- 書籍
- 書籍
飽くなき地景
商品が入荷した店舗:店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
オンラインストア上の価格と店頭価格は異なります
お電話やお問い合わせフォームでの在庫確認、お客様宅への発送やお取り置き・お取り寄せは行っておりません
飽くなき地景
¥2,145
在庫あり
商品レビュー
3.2
14件のお客様レビュー
私は好きだけど、小説の佇まいからすればエンタメど真ん中というより昭和の純文学の方が近い気がするので、合う合わないは結構分かれそう。荻堂さんがどれほど意識して書いたかは判然としないけれど、読んでいるあいだずっと三島由紀夫という個人がチラついた(刀剣、ボディビル、日本的な美を出されれ...
私は好きだけど、小説の佇まいからすればエンタメど真ん中というより昭和の純文学の方が近い気がするので、合う合わないは結構分かれそう。荻堂さんがどれほど意識して書いたかは判然としないけれど、読んでいるあいだずっと三島由紀夫という個人がチラついた(刀剣、ボディビル、日本的な美を出されれば仕方ない)ので、三島由紀夫賞という舞台での評価も聞いてみたくなった。多分候補にはならないと思うけど。小説とは関係ない個人的なことで言えば、先月旅行の中でトーハクに行ったばかりなので作中に出てきたのが嬉しかったし、また行きたいなと思ったりもした。
Posted by
直木賞候補作。祖父から鎌倉時代の刀工、粟田口久国の刀を受け継いだ烏丸治道の半生。東京オリンピックや汐留シビックセンター等、現実の戦後の東京の変遷を織り込み、マンション供給による東京の街の変化を刀剣の武器から美術品への変化になぞらえ、烏丸一族の愛憎史、生家のゼネコンの発展と危機対応...
直木賞候補作。祖父から鎌倉時代の刀工、粟田口久国の刀を受け継いだ烏丸治道の半生。東京オリンピックや汐留シビックセンター等、現実の戦後の東京の変遷を織り込み、マンション供給による東京の街の変化を刀剣の武器から美術品への変化になぞらえ、烏丸一族の愛憎史、生家のゼネコンの発展と危機対応と盛りだくさんの内容。受賞は逃したようだが読み応えがあり面白かった。
Posted by
1944年~2002年間、時代と共に移り変わる大都市東京と人を描く。膨大な資料を読み込み、当時の象徴を物語に融合させる著者の技量に唸る。戦後の復興、旧華族の没落、骨肉の争い、親子の愛憎…急所満載。第172回直木賞候補作。
Posted by