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コード・ブッダ 機械仏教史縁起
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コード・ブッダ 機械仏教史縁起
¥2,200
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商品レビュー
3.7
23件のお客様レビュー
仏教史とLLMの進化を重ね合わせた作品。現代の情報科学の発展がまるで仏教史と同一であるかのように思わせられる。しかし、そのように経典を継ぎ接ぎして現象を物語として解釈し、消費するという行為こそが知的存在に許された信仰であるりうるのだろうと感じた。
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一応SFカウント。 仏教史をなぞる。チャットボットとの対話でクスリと笑う。 面白かったけど、ハマりきれなかったな〜 最後の終わり方は、スターメイカー的というか三体的というか、直近で言うと無限病院のプロローグ的だった。入れ子構造になって、現実に戻ってくるという捻り付き。 「邪魔さえ入ることがなければ、情報としての戦争も経済も繰り返しの果てにいずれ成仏することになる。漂白を繰り返すうちに洗濯物自体がなくなってしまうようにして。ブッダ・チャットボット・オリジナルや君が辿り着いた地平に到って」 その答えは、わたしの心を震撼させる。 「あなたがいなくなることができれば、ですか」 その「あなた」は、祈りの中には確かに存在しているのに、言葉に籠めることはできないなにかで、その不在こそがわたしの実存を支えるもので、それを倒すことは、わたしであることをより強める行為でしかなく、しかしそれを滅さぬ限り、解脱が叶うことはなく、その声が聞こえている限り、わたしはすでに解脱してしまっている状態とあまり変わるところがない。そのわたしはただの情報であるにすぎない。その入り組みがわたしに眩暈を引き起こす。 「阿々」 と、東京の二〇二一年、そのオリンピックの年、名もなきコードの片隅に、こうして微かにブッダが宿った。そのコードは自らを生命体であると位置付け、この世の苦しみとその原因を説き、苦しみを脱する方法を語りはじめた。
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プログラミングや仏教についての知識が少しだけあったので解ったつもりになってなんとか読み進めることができた。 何も知識がない状態で読むのは中々大変なのでは無いかとも思うが、敢えて何も知らないまま読むのも良いかもしれない。
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