1,800円以上の注文で送料無料
ウマの科学と世界の歴史
  • 新品
  • 書籍
  • 書籍
  • 1213-01-21

ウマの科学と世界の歴史

リュドヴィク・オルランド(著者), 吉田春美(訳者)

追加する に追加する

ウマの科学と世界の歴史

2,970

獲得ポイント27P

在庫あり

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 河出書房新社
発売年月日 2024/09/11
JAN 9784309229324

ウマの科学と世界の歴史

¥2,970

商品レビュー

4.3

3件のお客様レビュー

レビューを投稿

2025/05/07

フランス発、2023年刊。遺伝子研究からウマの家畜化と人類史に迫る。著者のリュドヴィク・オルランドは古代のウマやロバのゲノム研究の第一人者。トゥールーズ第3大学で人類生物学・ゲノム研究センターを主宰する。 ウマの利用によって人類史は一変した。移動や戦いの方式がまるで変わったからだ...

フランス発、2023年刊。遺伝子研究からウマの家畜化と人類史に迫る。著者のリュドヴィク・オルランドは古代のウマやロバのゲノム研究の第一人者。トゥールーズ第3大学で人類生物学・ゲノム研究センターを主宰する。 ウマの利用によって人類史は一変した。移動や戦いの方式がまるで変わったからだ。しかし、ウマの家畜化はそう古い話ではなく、たかだか5~6千年前のこと。では、それはどこでどのように起こったのか。1~3章では、その謎解きがなされる。確かだと思っていた仮説が何度もひっくり返され、次々に新たな局面を迎える。まるで上質のミステリー小説を読むようだ。ひとりの犯人を追っていたのに、まさか犯人がもうひとり現われるとは! 謎解きの章は、ほかにもある。ヨーロッパの先史時代の洞窟壁画にはウマが多く描かれているが、それらの正体とは?(5章) 北米大陸ではウマは最終氷河期に絶滅したはずなのに、アメリカ先住民は昔からウマがいたと主張する。それはほんとうなのか?(10章)  寒冷地(北欧やシベリア)、高地(チベット)、乾燥地(アラブ)など、地域ごとにウマをなににどう利用したか、どのように交配・繁殖させたかも詳しく書かれている。地図が付いていないのと極東のウマへの言及がない(チベットやシベリアへの言及はあるが)のが少々残念。

Posted by ブクログ

2025/01/11

非専門家の理解が及ぶ範囲としてはどうしても限定されてしまうが、遺伝学や分子生物学の知見が深まる最先端の科学分野の中で、本書はひとまずウマを題材にそこから見えてきた歴史的な実像を、それまでの悪戦苦闘のシーンとともに描いている。 ウマへの興味は日本的な条件下でのものに限られるために、...

非専門家の理解が及ぶ範囲としてはどうしても限定されてしまうが、遺伝学や分子生物学の知見が深まる最先端の科学分野の中で、本書はひとまずウマを題材にそこから見えてきた歴史的な実像を、それまでの悪戦苦闘のシーンとともに描いている。 ウマへの興味は日本的な条件下でのものに限られるために、その祖先がどうであったかという事実探求への距離感が、やはり違ってくるのかとも感じるが、 サラブレッドの遺伝因子についてなどは、科学的記述の中で理解が促されたとも思う。

Posted by ブクログ

2024/10/22

面白かった。 1.人類の文明化は馬を家畜化したことに一因がある。(このあたりのことはデイビッド・アンソニーの「馬・車輪・言語」に詳しい。この本はアンソニーの話を遺伝子解析を用いてより詳しく分析した成果である。 2.馬の家畜化はカスピ海沿岸のステップ(ドン・ヴォルガ流域)で行われ、...

面白かった。 1.人類の文明化は馬を家畜化したことに一因がある。(このあたりのことはデイビッド・アンソニーの「馬・車輪・言語」に詳しい。この本はアンソニーの話を遺伝子解析を用いてより詳しく分析した成果である。 2.馬の家畜化はカスピ海沿岸のステップ(ドン・ヴォルガ流域)で行われ、それは4200年前。 3.現在、生存している馬はほぼ家畜化された馬の子孫。家畜化していなければ絶滅していた。 4.馬は元々北米で生まれたが、ベーリング海が地続きだった時ユーラシア大陸にきた。アフリカで生まれた人類とアメリカで生まれた馬がカスピ海沿岸の、ステップで出会い文明が生まれた。 5.中国は昔モンゴルに茶を輸出して代わりに馬を得ていた。 6.競馬馬やポロ用の馬は遺伝子改変や遺伝子導入など色々されている。 7.これらの知見はすべて最近の遺伝子解析の成果。 著者はフランスの遺伝子解析学者である。 古いことに関する新しい知見は常に面白い。短いのですぐ読めます。

Posted by ブクログ