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アテンション・エコノミーのジレンマ 〈関心〉を奪い合う世界に未来はあるか
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アテンション・エコノミーのジレンマ 〈関心〉を奪い合う世界に未来はあるか

山本龍彦(著者)

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アテンション・エコノミーのジレンマ 〈関心〉を奪い合う世界に未来はあるか

2,970

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 KADOKAWA
発売年月日 2024/08/26
JAN 9784041118450

アテンション・エコノミーのジレンマ 〈関心〉を奪い合う世界に未来はあるか

¥2,970

商品レビュー

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2026/02/20

アテンションエコノミーという言葉をはじめて聞いたので衝撃となるほどがありました。 関心が取引されている、関心を得るためのアルゴリズムによって、人々の思考がコントロールされている、この点は納得できるものです。今に始まったことではないが、その量とアルゴリズムとsnsとが合わさりより深...

アテンションエコノミーという言葉をはじめて聞いたので衝撃となるほどがありました。 関心が取引されている、関心を得るためのアルゴリズムによって、人々の思考がコントロールされている、この点は納得できるものです。今に始まったことではないが、その量とアルゴリズムとsnsとが合わさりより深刻になっているのもその通りだと思いました。 一番衝撃だったのは、フェイクニュースに代表される情動的な情報は、後でデマだとわかっても効果が潜在意識に残ること、そして人は顕在意識よりも潜在意識に左右される傾向があるとことです。ファクトチェックを公開すれば改善できると思っていたのですが、これだけでは不十分だとわかりました。 後半の対談はよく理解できないところもありましたが、理性的な民主主義を目指すのか、国単位の支配を過去のものとして退出自由なクラスターを目指すのか、考えさせられる内容でした。

Posted by ブクログ

2026/01/12

日常生活の中で意識せずに使用しているインターネット世界で起きている事象のうち、その仕組みを提供しているプラットフォーム企業の位置付けを明確にする試みが、著者とIT関連の学者や事業者との対話であからさまになってくる経験を与えてくれた.知らないうちに特定のサイトに誘導されたことは頻繁...

日常生活の中で意識せずに使用しているインターネット世界で起きている事象のうち、その仕組みを提供しているプラットフォーム企業の位置付けを明確にする試みが、著者とIT関連の学者や事業者との対話であからさまになってくる経験を与えてくれた.知らないうちに特定のサイトに誘導されたことは頻繁に経験しているが、アテンション・エコノミーとして改めて議論されていることを知り、このような事象を真剣に考察している人たちがいることに何故か安心感を得たのはなぜだろう.表現の自由の価値を再認識する機会を得た感じがしている.事実錯覚効果、匿名表現、プロミネンス政策、情報的健康、デジタル立憲主義、自由放任、適切関与、情動的共感、認知的共感、ハイブリッド型の政治システム などなど目新しい言葉が頻出だった.個人データ保護の観点で、「まずはやっぱり同意説」と「特に同意はいらんよね説」に分けた議論が面白かった.

Posted by ブクログ

2025/10/10

人間の判断や感情は操作できるものである。人間は常に深く考えることはできない。そのような新しい人間像を私たちは持って、それに基づいて民主主義をアップデートする必要があるし、市場原理にもなにかしら歯止めをかける仕組みが必要というのが基本的なメッセージ。法にはそもそもそういう考え方が全...

人間の判断や感情は操作できるものである。人間は常に深く考えることはできない。そのような新しい人間像を私たちは持って、それに基づいて民主主義をアップデートする必要があるし、市場原理にもなにかしら歯止めをかける仕組みが必要というのが基本的なメッセージ。法にはそもそもそういう考え方が全然なかったわけではなくて、あらかじめルールを作って人間の行動を制限しておくとか、フェイルセーフの仕組みを作っておくというものである。市場競争の中でそれをどうルール化するかが難しいところ。 教育によって、あらかじめ人間に免疫をつけさせていおく、ということもひとつの方法として提案されている。確かに教育は、ビジネスの影響を直接受けにくいところだから、そのような教育の実現は可能かもしれず、実現すれば政治に対しても広告に対しても効果があるかもしれない。そのためには教科書をちゃんと作る必要がある。 4章「生成AIがもたらすもの」の章は若干話が繰り返し、浅いという印象があった。そこで言っているのは、生成AIは格差や分断を悪化させる一方で、問題を改善するために、ドラえもんがのび太にするように、人間をしつけてくれるAIの実現も可能なのではないか、という話。これはいかにも大学の工学者と思わせられるような、ある種の夢のある話ではあるが、ユーザーに短期的な利益を放棄させるようなAIは実装することは難しくないにしても、広く使われることになるとは考えがたく、社会を良い方向に変えたり悪化のブレーキをかけたりするような社会的インパクトは期待できないと思った。 面白く読めはしたが全体的な印象としては、対談形式で書かれた本というものは、話が横に広がりはするけど、同じことが繰り返されがちになり、効率的に前には進みはしないものなのだなと思った。

Posted by ブクログ