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終着点 創元推理文庫
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終着点 創元推理文庫

エヴァ・ドーラン(著者), 玉木亨(訳者)

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終着点 創元推理文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 東京創元社
発売年月日 2024/08/22
JAN 9784488190095

商品レビュー

3.4

10件のお客様レビュー

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2024/11/19

#読書記録 #終着点 #エヴァ・ドーラン 私的ミステリの秋、9作品の最後の1作。 二人の女性が主人公。ある殺人事件を境に、エラのエピソードは過去へ遡りながら事件発生への経緯を描き、モリーのエピソードは事件後の展開を描く。読むには慣れが必要だけど、斬新な構造だったよ。 #読書...

#読書記録 #終着点 #エヴァ・ドーラン 私的ミステリの秋、9作品の最後の1作。 二人の女性が主人公。ある殺人事件を境に、エラのエピソードは過去へ遡りながら事件発生への経緯を描き、モリーのエピソードは事件後の展開を描く。読むには慣れが必要だけど、斬新な構造だったよ。 #読書好きな人と繋がりたい #読了 #ミステリ

Posted by ブクログ

2024/11/17

最初から死体があるタイプのミステリー。主人公とおぼしき女性(エラ)が正当防衛で人を殺し、その親しい友だち(モリー)が呼び出され、死体隠匿を手伝うことになる(ここまで作品紹介にある内容)…そして、モリーには死体について、エラと死体について疑問が残る。 なので、何も悪くないのに死体隠...

最初から死体があるタイプのミステリー。主人公とおぼしき女性(エラ)が正当防衛で人を殺し、その親しい友だち(モリー)が呼び出され、死体隠匿を手伝うことになる(ここまで作品紹介にある内容)…そして、モリーには死体について、エラと死体について疑問が残る。 なので、何も悪くないのに死体隠匿を手伝ったことで共犯者になって死体が見つかることに神経をとがらせながら、疑問を抱えていくモリーもある意味主人公である。読み進むにつれてモリーの側についていった。 犯人は誰とかいう正統派ミステリーではないので、どういう心構えで読んでいけばいいのかわからず戸惑った。それが500ページ超えであるというのは気鬱でもあった。現在の話と過去の話が並行して、なんでそんな書かれ方をしているのか最後のほうまでわからなかった。特に過去の話は、どんどん遡っていき、それぞれの話をうまくつなげてとらえられるのが難しかった。 しかし、エラの過去、モリーの過去、エラとモリーの関係性などひとつひとつ興味深く、モリーの現在の不安に一緒になって心配する。モリーの疑問や不安がどのように解決していくのかを知るのが楽しみになった。 最期が壮絶。エラに関してはまったく同情しないが、モリーがそんなのってあんまりではなかろうかという感想。まあでもこれがHow It Ends、終着点だなと腑に落ちたというのはあった。 少し難しかったけど読み終わってみるとおもしろかった。

Posted by ブクログ

2024/11/17

「見知らぬ男性から襲われたので正当防衛で殺してしまった」と主張する女性が、仲間の女性と結託して死体を隠匿し、そこから現在進行の章と過去に遡る章とが交互に語られ、後味の悪い結末に辿り着く。 話が過去に遡っていくという構成なのは面白いし、そうでないと「被害者の男性は誰なのか」という謎...

「見知らぬ男性から襲われたので正当防衛で殺してしまった」と主張する女性が、仲間の女性と結託して死体を隠匿し、そこから現在進行の章と過去に遡る章とが交互に語られ、後味の悪い結末に辿り着く。 話が過去に遡っていくという構成なのは面白いし、そうでないと「被害者の男性は誰なのか」という謎について早々に見当がつく可能性があるからということも理解できる。 好感を持てたり感情移入ができる登場人物がいなかったので、「読みにくいサスペンス」という印象だった。

Posted by ブクログ