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妖怪を名づける 鬼魅の名は 歴史文化ライブラリー607
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妖怪を名づける 鬼魅の名は 歴史文化ライブラリー607

香川雅信(著者)

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妖怪を名づける 鬼魅の名は 歴史文化ライブラリー607

1,980

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 吉川弘文館
発売年月日 2024/08/21
JAN 9784642306072

妖怪を名づける

¥1,980

商品レビュー

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2026/08/18

神と鬼はもともと“人間の力を超えた霊的存在”としてほぼ同じものと考えられてたけど、神仏習合思想の発展で“神=仏の仮の姿”っちゅー考えが主流になってくると、悪いことを起こすイメージは“神様”にはそぐわないから、そういうマイナスの側面は鬼に押し付けて、神と鬼は切り離して別のものって考...

神と鬼はもともと“人間の力を超えた霊的存在”としてほぼ同じものと考えられてたけど、神仏習合思想の発展で“神=仏の仮の姿”っちゅー考えが主流になってくると、悪いことを起こすイメージは“神様”にはそぐわないから、そういうマイナスの側面は鬼に押し付けて、神と鬼は切り離して別のものって考えられるようになった はー!なんたる理不尽!鬼ちゃん可哀想すぎ! 天狗は流星か隕石から想像された妖怪 隕石が落ちるとき犬の吠える声みたいな音が出るから“天の狗(いぬ)”っちゅーことで“天狗” 渾沌(ヌペッポウ)翠に乗て気に遊ぶ 松尾芭蕉 「渾沌」は中国・戦国時代の寓話集『荘子』に登場する、目も鼻も耳も口もない神の名 ヌペッポウは「のっぺらぼう」の江戸時代の呼び名 のっぺらぼうを最初に文献に遺したのは松尾芭蕉 は?謝豹虫かわよ! しかも“人を見ると前足で頭を覆い、恥じらうようなしぐさをする”とかいってやば!ほしいすぎる! はー!ちょま!え? アマビコ書き写してアマビエにした人天才か! アマビコは猿だったんじゃん!原型留めてなさすぎ だいたい“コ”が“エ”になってる時点でやばいけど

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2025/03/27

中世までは鬼とか神とかで一括りにされていたものが近世で爆発的に妖怪らしい名前をつけられていったことを指摘し、俳諧がそれに与えた影響を考察する。和歌と違って俗語を取り入れるために言葉を収集したことが実質的に百科事典のようになっていくという話や妖怪を解釈する機能の失われが自分で名乗っ...

中世までは鬼とか神とかで一括りにされていたものが近世で爆発的に妖怪らしい名前をつけられていったことを指摘し、俳諧がそれに与えた影響を考察する。和歌と違って俗語を取り入れるために言葉を収集したことが実質的に百科事典のようになっていくという話や妖怪を解釈する機能の失われが自分で名乗って自分で語る予言獣の誕生につながったのではないかという話がおもしろかった。

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2024/12/21

古代・中世の頃は名づけの無い怪異だったのが、 江戸時代になってから妖怪として名づけられ、姿も描かれ、 その種類は膨大なものになり、妖怪図鑑まで世に出された。 妖怪を創造し発展させたのは、俳諧ネットワークの存在に有り。 ・妖怪の「カンブリア」爆発―プロローグ ・古代・中世の妖怪の名...

古代・中世の頃は名づけの無い怪異だったのが、 江戸時代になってから妖怪として名づけられ、姿も描かれ、 その種類は膨大なものになり、妖怪図鑑まで世に出された。 妖怪を創造し発展させたのは、俳諧ネットワークの存在に有り。 ・妖怪の「カンブリア」爆発―プロローグ ・古代・中世の妖怪の名づけ ・鬼魅の名は 妖怪と俳諧ネットワーク ・増殖する妖怪 ・「怪異」のゆくえ ・忘れられたデータベースーエピローグ ・あとがき 参考文献有り。 古代は、名づけの無い、荒ぶる神や祟り神、鬼など。 中世。実体不明の怪異は、国家の危機管理での凶兆として記録。 室町時代、内乱からの「怪異」による危機管理システムの形骸化。 そして江戸時代。幕府は「怪異」による危機管理システムを放棄。 世間では「髪切り」の流言から、名前と画像が発生し、妖怪に。 17世紀、突如現れた妖怪の名前は、俳人・文人のネットワークから。 名づけによる妖怪名称の、俳諧での「俳言」としての価値。 地方の俳人・文人の収集した伝承にある怪異が知られるように。 各地を巡った松尾芭蕉の影響と妖怪趣味。蕉風復興運動も。 俳諧ブームからの俳諧の手引書が博物学ブームに。 『諸国里人説』の記事が『画面百鬼夜行』に。 作者の鳥山石燕は俳人だった。更に彼の創作妖怪の本が登場。 朝廷での「怪異」にも変化が。 そして19世紀、自ら名乗る予言獣が登場する。 俳人・文人のネットワークが妖怪の名づけに影響してたと いうのが面白かったです。しかも松尾芭蕉がキーパーソン。 更に、井原西鶴や恋川春町も俳人だったのね。 地方の様々な伝承が収集され、俳諧ネットワークで共有され、 江戸に至り、黄表紙などに登場するようになったのかと考えると、 なかなか興味深い内容でした。かつては恐れられていた 怪異すら日常化して、名づけられてしまう面白さ。 「鬼魅の名は」という副題も良かったです。 最後の予言獣が何とも言えず、アマビエについてはちょっと 笑ってしまいました。

Posted by ブクログ

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