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いまぞ熾りつ 被爆と反核の俳人 松尾あつゆき
1,980円
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 信濃毎日新聞社 |
発売年月日 | 2024/08/15 |
JAN | 9784784074402 |
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いまぞ熾りつ 被爆と反核の俳人 松尾あつゆき
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降伏のみことのり妻をやく火いまぞ熾りつ なにもかもなくした手に四まいの爆死証明 あわれ、七ヶ月のいのちの、はなびらのような骨かな 炎天、子のいまわの水をさがしにゆく すべなし地に置けば子にむらがる蝿 ほのほ、兄をなかによりそうて火になる くりかえし米の配給のことをこれが遺言か 夏...
降伏のみことのり妻をやく火いまぞ熾りつ なにもかもなくした手に四まいの爆死証明 あわれ、七ヶ月のいのちの、はなびらのような骨かな 炎天、子のいまわの水をさがしにゆく すべなし地に置けば子にむらがる蝿 ほのほ、兄をなかによりそうて火になる くりかえし米の配給のことをこれが遺言か 夏草身をおこしては妻をやく火を継ぐ 虫なく子の足をさすりしんじつふたり つまよまたきたよおまえのすきなこでまりだよ 恰好の骨壺の値段 月のあかるさは子と子とたはむれる影 千曲の桑の花の雨しずかに考えることがある 生々流転、しなののくにの落葉である 雪のふくらんでいるところがふきのとう 白血球どうやら足りて夏来にけらし 自由律俳句 ずしんと身に堪えた 長崎の原爆投下から今日までの原爆俳句、原爆文学、反核大会や遺族への調査、取材など力を尽くされた労作 妻とよ子の 皆の命日に連れて行かれては私はどうなるの これも切なく苦しい
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