商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 集英社 |
| 発売年月日 | 2024/08/09 |
| JAN | 9784087213294 |
- 書籍
- 新書
ナチズム前夜 ワイマル共和国と政治的暴力
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ナチズム前夜 ワイマル共和国と政治的暴力
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商品レビュー
3.8
11件のお客様レビュー
昨年のみすず読書アンケートで知り、読んでみる。 当時最も進んだ議会制民主主義制度を整えたワイマール共和国から、ひと息にナチズムに変化したわけではなく、ずっと政治的暴力が常態化していた。 1919〜1933までを前期、中期、後期に分けると、前期は国家転覆を狙った暴力、それが鎮静化し...
昨年のみすず読書アンケートで知り、読んでみる。 当時最も進んだ議会制民主主義制度を整えたワイマール共和国から、ひと息にナチズムに変化したわけではなく、ずっと政治的暴力が常態化していた。 1919〜1933までを前期、中期、後期に分けると、前期は国家転覆を狙った暴力、それが鎮静化した後の中期・後期では党派対立のため街中で暴力、傷害事件が日常的に発生していた。特にナチと共産党の対立がメインになる。各自パラミリタリー組織を保有し、酒場を拠点として(タイガースファンしか入らない居酒屋みたいなイメージか?)報復がエスカレートしていく。 1933年にナチが第1党になると、半年も経たずに他の政党が禁止・制圧されてなくなり、人権が剥奪される、そのスピード感はすごい。オセロが全てひっくり返るようだ。酒場は簡易な刑務所に代わり、そこで街中で拷問がなされることになる。すべて合法な手続きを踏むようにしてるあたりも恐い。 日常的な暴力をそのままにしておくと、ある日、いきなりそのようなこと起こりうる、民主主義はそんな危ういものだということらしい。物理的暴力と罵詈雑言は区別されると思うが、たしかにTwitterや政治家の酷い発言を見ていると、こういうところから暴力に慣らされていくのかもしれないとも思う。
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全然専門外やけど、ポイントはワイマール共和国で政治過程がクリーンになる一方で様々な政治的立場の対立による暴力の舞台が街頭に移ったこと。そして、共産党VSナチスの暴力は激化・日常化し最終的に後者が実権を握る。 ともすれば突然ナチスが現れたと思いがちやけど、この研究によれば違うんや...
全然専門外やけど、ポイントはワイマール共和国で政治過程がクリーンになる一方で様々な政治的立場の対立による暴力の舞台が街頭に移ったこと。そして、共産党VSナチスの暴力は激化・日常化し最終的に後者が実権を握る。 ともすれば突然ナチスが現れたと思いがちやけど、この研究によれば違うんやな。
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ドイツ第三帝国の前身となることになったワイマル共和国について、歴史的展開を掘り下げてどのようにしてナチスの台頭を招いたのかを分析している本。 簡単にまとめるならば、過激派していく右翼左翼両方の激突により、政治の場は国会から奪われ路上の騒乱となった。 その混乱をおさめるために議会を...
ドイツ第三帝国の前身となることになったワイマル共和国について、歴史的展開を掘り下げてどのようにしてナチスの台頭を招いたのかを分析している本。 簡単にまとめるならば、過激派していく右翼左翼両方の激突により、政治の場は国会から奪われ路上の騒乱となった。 その混乱をおさめるために議会を飛び越した強権的な大統領令が濫発され、ヒトラーによる権力掌握の下地を提供することとなったのだ。 共産主義者の過激な暴力がそういった下地を招いた面もあり、ある意味ナチス独裁の成立に共産主義者も加担していると言えよう。 両陣営専用の酒場が市中に点在しており、政治活動の場やさまざまな事件の現場となった話は初めて知って面白かった。 いまではそういうコミュニティはインターネットにあるということだろう。
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