商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 小学館 |
発売年月日 | 2024/08/01 |
JAN | 9784098254200 |
- 書籍
- 新書
バズる「死にたい」
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バズる「死にたい」
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商品レビュー
3
2件のお客様レビュー
この世界に生きている人間の、誰もが経験したことがなく、そしていずれ必ず経験するもの。それは死。 内容はタイトルの通りで、「死」に関して作者さんなりに考察する、というものとなっている。新書でありながら小説のようなストーリー仕立てになっていて、事の発端はとある依頼が作者さんのもとに...
この世界に生きている人間の、誰もが経験したことがなく、そしていずれ必ず経験するもの。それは死。 内容はタイトルの通りで、「死」に関して作者さんなりに考察する、というものとなっている。新書でありながら小説のようなストーリー仕立てになっていて、事の発端はとある依頼が作者さんのもとに届いたことから始まる。 「娘が自死した。ツイッターに娘のつぶやきが残っており、死を誘発する内容となっている。そのつぶやきを消したい」 作者さんは依頼主さんにツイッターのつぶやきを消す方法を伝えたが、そもそもその処置内容でよかったのか?という自問が発生した。で、そもそもネットにあふれる「死にたい」は有害なのか?と思いたち、それらを調査してゆく。 調査標本数が少ないし、作者さんの主観も入っているので、書かれている内容にめちゃくちゃ信ぴょう性があるわけではないけれど、「死」というテーマを扱った本を読んだことがなかったので読んでいて新鮮味があった。 とくに自殺した人たちが運営していたサイト(ブログなど)に書かれている内容は生々しく、読んでいるだけで気分が憂鬱になった。やはりそれらのサイトには死を誘発させるだけの「負のオーラ」があるように感じたが、一方で作者さんが言及しているように、亡くなった方の最期の言葉を簡単に消していいのか?という思いもある。 結局答えは見つからないけれど、死に関して考えるという貴重な経験ができてよかった。
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著者が自殺願望を持つ人々の孤独に共感し、インタビューを通じて生きる希望を描いた部分が印象的でした。ネット上の言葉の裏にある切実な思いを理解でき、他人の苦しみを軽視しない大切さを学びました
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