商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 日経BP |
発売年月日 | 2024/08/02 |
JAN | 9784296120581 |
- 書籍
- 文庫
ビジネス心理学大全
商品が入荷した店舗:店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
ビジネス心理学大全
¥1,100
在庫あり
商品レビュー
3.7
4件のお客様レビュー
ビジネス心理学大全 著:榎本博明 日経ビジネス人文庫 え2 3 ビジネス心理学の入門書とあります。 行動経済学を含む様々な分野で提唱されてきた労働生産性の向上、モチベーションの維持向上、コミュニケーション能力の開拓など、古くて新しいテーマが本書の対象となっています。 グロー...
ビジネス心理学大全 著:榎本博明 日経ビジネス人文庫 え2 3 ビジネス心理学の入門書とあります。 行動経済学を含む様々な分野で提唱されてきた労働生産性の向上、モチベーションの維持向上、コミュニケーション能力の開拓など、古くて新しいテーマが本書の対象となっています。 グローバル化という波が押し寄せ、かってのように、一人一人をケアすることが難しくなっている現代こそ、これまでの知見を集約して、労使双方に有益で卓越した方法論を確立し、幸福をめざすべきなのではと感じました 気になったのは以下です。 ・マニュアル化 個人の特性の違いによる仕事のムラを最小限にするためにも、マニュアルは必要 ⇒でも、仕事をマニュアル化しても、個人の創意工夫の余地を残すことも必要 ・欲求構造の変化 金銭報酬⇒地位報酬⇒成長欲求 ・日本人の社会的使命感 ①自分本位に利潤を追求するのはよくない ②私利私欲のための行動は批判される ③利己的な人間には誠意がない ④搾取することなかれ ・日本文化に根づいた原理 ①欧米:父性原理:成果主義を背景⇒義務、能力を発揮したいものだけを認める ②日本:母性原理:平等主義、努力主義⇒能力や成果に関係なく平等に受け入れる7 ・自信のない上司 ①見下され感がつよいと、見下していないにもかかわらず、相手が見下しているように感じる ②手のかかる部下の方がかわいい⇒見下され不安をやわらげてくれるから ③報連相を頻繁に行えば、自分は尊重されていると実感できる ・5つの心 ①父性(CP)人を導き鍛える厳しい心 ②母性(NP)人を温かく包み込むやさしい心 ③現実性(A)社会適応を促す現実的な心 ④奔放性(FC)何ものにも縛られない自由奔放な心 ⑤柔順性(AC)人に素直に従う心 ・コミュニケーションの6つの因子 ①社交性 ②自己開示性 ③自己主張性 ④感情表現力 ⑤他者理解力 ⑥傾聴性 ・2つのコミュニケーション ①道具的コミュニケーション 情報のやりとりをするためのコミュニケーション ②情緒的コミュニケーション 気持ちのやりとりをするためのコミュニケーション ・影響力の基盤 ①報酬勢力 ②強制勢力 ③正当勢力 ④準拠勢力 ⑤専門勢力 ⑥情報勢力 ・集団の成熟性~リーダーシップのライフサイクル~ ①教示的 指示を積極的にださないと動かない ②説得的 指示をだすが、部下の気持ちにも配慮する ③参加的 部下の仕事力が高まっているので、指示を減らし、自主性にまかせる ④移譲的 成熟しているので、自由裁量にて権限を委譲しリーダーシップを発揮させる ・マズローの欲求階層 ①生理的欲求 ②安全の欲求 ③愛と所属の欲求 ④承認と自尊の欲求 ⑤自己実現欲求 ・差別化のための軸の設定 高級感⇔低価格 重厚感⇔気軽さ 見た目重視⇔中身の質重視 目次 はじめに chapter1 モチベーションの心理学 chapter2 人事評価の心理学 chapter3 職場の人間関係の心理学 chapter4 リーダーシップの心理学 chapter5 マーケティングの心理学 ISBN:9784296120581 出版社:日経BP 日本経済新聞出版 判型:文庫 ページ数:392ページ 定価:1000円(本体) 2024年08月01日第1刷発行
Posted by
結局、ビジネスと言うのは、心で動く人間が、心で動く人間と協力しあって、心を動く人間を相手に行うものなので、心の法則を読み解く心理学は、ビジネスのあらゆる局面に関わってくる。 個人的には特に、手柄を奪う人の心理と自信のない上司への対処方法が参考になった。 ・失敗談の思わぬ効果 下...
結局、ビジネスと言うのは、心で動く人間が、心で動く人間と協力しあって、心を動く人間を相手に行うものなので、心の法則を読み解く心理学は、ビジネスのあらゆる局面に関わってくる。 個人的には特に、手柄を奪う人の心理と自信のない上司への対処方法が参考になった。 ・失敗談の思わぬ効果 下方比較が安心感をもたらす。自分より下の人と比較することを下方比較と言う。下方比較により、自分の方がマシと思えるため安心できる。失敗談は、下方比較の効果をもたらし、相手は自尊心を保つことができる。モチベーションの高い人ほど上方比較をする。「上には上がいる」と言うことで、上方比較をすることによって、気持ちを奮い立たせる。 個人的には、特に、手柄を奪う人の心理と自信のない上司への対処方法が参考になった。 ・さらに活気ある職場づくりのために 上司に報告に行ったが、忙しいから手短にと言われ、こちらの報告に生返事をするだけで全く関心がない。それまでは結構張り切っていたが、やる気が急にしぼんだ。上司からすると、部下の仕事は緊急性が低かったりする事は実際あるのでしょうけれど、部下にとっては大事な仕事なのである。そうした心理面への配慮が足りないと従業員のモチベーションが下がってしまう。仕事があまりに単調だとモチベーションが上がらない。 ・ 手柄を奪う人の心理 手柄を奪う人物は、本気で自分の手柄だと思っている。人の手柄を奪う上司や同僚も、利己的帰属と言う認知の歪みによって、本気で自分の手柄だと信じ込んでいると考えられる。そうなるとイライラするだけで損である。こっちだけ精神状態が悪くなったり、ストレスで体調崩したり、モチベーションを低下させるのは馬鹿らしいこと。日ごろから自己防衛に努めること。例えば、自分のアイディアを盗まれることがあれば、口頭でのやりとりだけに留めず、事後的にでも確認メールで証拠を残しておく。指示を受けて動く時も確認メールを残し、関係者にCCで送るなどする。客観的証拠があれば、利己的帰属のせいで真実が見えなくなっている人も、「なるほど、そうだったっけ」と納得しやすい。 ・自信のない上司への対処法 手のかかる部下の方が可愛がられると言うのはよくあるが、それは上司の見下され不安を和らげてくれるからである。自律的な部下は、自信がなく見下され不安の強い上司の心の中に、「どうせ私の助けなんていらないんだろう」と言った思いを喚起してしまいがち。ゆえに横暴な上司や拗ねる上司、嫌な上司と無難に関わっていこうと思うなら、そのような上司の心の中に潜む見下され不安を和らげたあげることが大切である。そこで有効なのが、ホウレンソウ。実務的な意味の他に心理的な意味がある。それは上司の心のケアという意味。実はこちらの方が重要だったりする。部下からのホウレンソウが頻繁にあれば、上司としての自分の存在感を確認できる。自分は尊重されている、頼られていると実感できる。それが見下され不安を和らげてくれる。部下からのホウレンソウがないと、上司は自分の存在価値を傷つけられたような気持ちになる。自信のない上司ほど、部下からないがしろにされている、頼られていないと言った思いに駆られてしまいがちである。このような意味で、心のケアとしてホウレンソウの重要性を指摘する。 ・ 心の偏りを知る 人間関係がどう思うかうまくいかないと言う人がいるが、そのような人がありがちなのは、自分の性格が人間関係にどのように影響しているのかを自覚していないということ。 ・リーダーとしての影響力 リーダーであれば、誰でも、報酬勢力、強制勢力、政党勢力の3つを持ちます。でも、それだけのリーダーと言うのは寂しいもの。従業員たち、あるいは部下たちは無理矢理仕方なくしたがっているわけである。専門勢力は必須、できることなら準拠勢力を持つ。 ・ ついていきたいと思う人間像とは? 若者に限らず、あらゆる問題で圧倒的多数が人情のある上司を好んでいる。自分のことを気にかけて欲しいと言う思いはとても強い。 ・リーダーに求められる2つの基本的役割 それは課題遂行(目標達成)を思考する機能と集団の成員同士の人間関係を施行する機能。リーダーとしては、目標達成機能・集団維持機能ともに強いのが理想だが、両者を万遍なく発揮しているというリーダーは、多くは無いだろう。
Posted by
モチベーション: 上方比較・下方比較 成功追求動機・失敗回避動機 自律・成長欲求 意味への意志 職務充実 人事評価: 評価次元の明確化 気分一致効果 ダニンぐ=クルーガー効果 母性・父性原理 職場の人間関係: 利己的帰属 見下され不安 エゴグラム 自己モニタリング 欲求不満ー攻撃...
モチベーション: 上方比較・下方比較 成功追求動機・失敗回避動機 自律・成長欲求 意味への意志 職務充実 人事評価: 評価次元の明確化 気分一致効果 ダニンぐ=クルーガー効果 母性・父性原理 職場の人間関係: 利己的帰属 見下され不安 エゴグラム 自己モニタリング 欲求不満ー攻撃仮説 シャーデンフロイデ 認知的バランス理論 リーダーシップ: 影響力の基盤 承認欲求 関係性欲求 PM理論 ピグマリオン効果 マーケティング: 心理的財布・心的会計 多属性態度モデル 損失回避 リカバリー・パラドックス
Posted by