1,800円以上の注文で送料無料

からっぽの光 うつわ小説その1
  • 新品
  • 書籍
  • 書籍
  • 1221-04-01

からっぽの光 うつわ小説その1

いしいしんじ(著者)

追加する に追加する

からっぽの光 うつわ小説その1

1,650

獲得ポイント15P

在庫なし

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 港の人/JRC
発売年月日 2024/07/07
JAN 9784896294422

からっぽの光

¥1,650

商品レビュー

3.5

2件のお客様レビュー

レビューを投稿

2025/01/02

少しいびつな形で梱包されていた本が目に止まり購入してみました。うつわ小説という通りうつわにまつわるエピソードだった。 破天荒な先輩が海外に行く間、主人公が彼女の部屋に居候することから始まり、美術家を目指す弟もあとから加入。 表現や言い回しが独特だが、瞬時に情景が浮かぶ。 弟のセリ...

少しいびつな形で梱包されていた本が目に止まり購入してみました。うつわ小説という通りうつわにまつわるエピソードだった。 破天荒な先輩が海外に行く間、主人公が彼女の部屋に居候することから始まり、美術家を目指す弟もあとから加入。 表現や言い回しが独特だが、瞬時に情景が浮かぶ。 弟のセリフのクセが凄いのに笑った。 短編なので少し駆け足でフワッと感はあったけど、なんだろう不思議な感じ。感想が難しい。

Posted by ブクログ

2024/08/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

すごく短い、たった32ページの小説だけど長いおはなしを読んだような気持ちになる。海外へ旅立った先輩の家に暮らす姉弟の話。現代が舞台ながら、見えざる不思議な力がかすかに感じられる(いしいさんらしい!)穏やかなストーリーだ。その中で、主人公も先輩も弟も龍吉おじさんも、みんな確かな存在感で光を放っていて面白い。 からっぽのうつわに満たされるもの、なくなってしまうもの。そこに注がれる祈り。 登場人物の突然の死がいしいさんの小説では多い気がするが、辛くとも自然ないとなみとして、からだに染み透るように受け入れられる気がするから不思議だ。虚飾や嘘が感じられない、常に真っ直ぐな書き方だからなんだろうか。

Posted by ブクログ

関連ワードから探す