商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
発売年月日 | 2024/07/22 |
JAN | 9784120058066 |
- 書籍
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わたしの知る花
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わたしの知る花
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商品レビュー
4.3
149件のお客様レビュー
町田そのこ作品、初。 これまでも気になるタイトル、気になる装丁があったものの、手に取るまでには至らず、ようやく今作で。 とてもすてきなカバーイラスト。 評価も高く、期待を胸にページをめくった。 イマドキな感じの女子高生が なぜにそこまでおじいさんに興味を持つんだ?と 最初は不...
町田そのこ作品、初。 これまでも気になるタイトル、気になる装丁があったものの、手に取るまでには至らず、ようやく今作で。 とてもすてきなカバーイラスト。 評価も高く、期待を胸にページをめくった。 イマドキな感じの女子高生が なぜにそこまでおじいさんに興味を持つんだ?と 最初は不思議な始まりだなと思ったけれど なるほど、ちゃんと理由はあった。 ここから長い長い出会いと別れ、再会の物語が始まる。 この本を読んでいると、自分に置き換えて悦子さんを 見てしまった。 誰にだってある、人との別れ。 あの時もし、違う選択をしていたら、あんなことを言わなければ、どこかの段階でめぐり逢えていたら、、、などなど、 考え出すときりがない、後悔や願望が 自分の中でわきおこり、切ない気持ちになった。 久しぶりの、感情がぐちゃぐちゃになる体験。 また、このお話は平さんと悦子さんの二人の物語だけでなく、関わっている他の人物たちも わたしみたいに感情ぐちゃぐちゃになりながらも 自ら悩み、考えて成長していく姿が見られる、 そこらへんも見どころ(読みどころ)のひとつでした。
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これはあまりハマらなかったな。町田そのこさんお得意の群像劇で、それぞれの立場から「平さん」の生涯を追っていくのだが、少し読み疲れてしまった。 平さんの過去が壮絶だったことにはあまり興味が湧かなかった。結局、平さんは一番大事な人から離れてしまったんだし。ただ、平さん自身はやはり魅力...
これはあまりハマらなかったな。町田そのこさんお得意の群像劇で、それぞれの立場から「平さん」の生涯を追っていくのだが、少し読み疲れてしまった。 平さんの過去が壮絶だったことにはあまり興味が湧かなかった。結局、平さんは一番大事な人から離れてしまったんだし。ただ、平さん自身はやはり魅力のある人で、嫌いにはなれないな。 安珠の祖母が一人で生きていくことを選択し、今に至ったというところは分かる。しかし、これほどの情熱を持っていながら好きな男を留めておくことができなかったのかと思う。自分を責める気持ちがあるのは分かるが、それでも好きな男と一緒にいるため頑張ってほしかった。頑張った結果、男が離れていくのなら仕方ないが。 平さんの人生は、幸せだったのだろうか。幸せか不幸せかと単純に答えを出せる訳ではないが、最後に花を渡して喜んでもらえた人がいて、それだけで報われたのではないだろうか。
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図書館本 平さんの物語かも。 約束は、それもとっても昔で、大切な人と交わした約束は、いろんなものを飛び越えて、叶えられるのかもしれない。
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