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スミルノ博士の日記
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スミルノ博士の日記
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商品レビュー
3.4
6件のお客様レビュー
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1917年、スウェーデンのドゥーセによるミステリー。探偵カリングとある事件の助手をしたスミルノ法医学博士。ある夜、仮面舞踏会の帰りに女優が射殺され、その嫌疑が元恋人にかけられたことにより、そのいきさつをスミルノ博士が日記にしたためる。感想としては、古典らしく、仮面舞踏会など馴染みのない設定もあり、なかなか没入しにくかった。あと、(個人的に苦手な)◯◯トリックであることを目にしてしまったせいもあるし、日記内のスミルノ博士が明らかにおかしいので、途中から興ざめしてしまった。ただ当時は斬新だったのかな?というのは想像できる。並べて語られるクリスティの「アクロイド殺し」(スミルノ博士より後らしい)は読んでみたいと思った。
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スウェーデンの作家、サムエル・アウグスト・ドゥーセの1917年の作品。私立探偵レオ・カリングシリーズの一作。 死亡した細菌学の権威、スミルノ博士の手記を読み解く、というのがストーリーの根幹。 意外な展開、というか出版された時期からして、ラストの展開の先行作品なのではないかと。クリスティより早いか。 ただいかんせん、流石に古く。 読みやすいのだけど、だから仕掛けもなんとなくわかってしまう。 シリーズものとのことで、他の代表作も出版してほしい。
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主人公が悪役として見るとすごく良かった。偏屈で他人を下に見る言葉はすらすらと、そして頭が良い。職業医者。金のために婚約をするものの、既婚女性に横恋慕しその恋心は伝えて、あわよくば、を狙っている。とても変態な性格だと思っえいたら、最後に主人公は強迫的で変態な人物と探偵が語っていて、そうそうそう!と納得した。いままで頭のおかしい主人公の一人称だったから、一般的な思考の側に立つ人間のオチの語りがしっくりときた。面白い。
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