スミルノ博士の日記 の商品レビュー
これが面白い!「なんか読みたい」ときはこれ!の表紙が目に止まって購入。 確かに、「なんか読みたい」ときに当てはまるような、重すぎずかつ軽すぎない内容。 作者の癖なのか、訳者の癖なのか、登場人物がよく叫ぶのが気になった。 既に100年経過してる作品とのこと、100年前の作品を...
これが面白い!「なんか読みたい」ときはこれ!の表紙が目に止まって購入。 確かに、「なんか読みたい」ときに当てはまるような、重すぎずかつ軽すぎない内容。 作者の癖なのか、訳者の癖なのか、登場人物がよく叫ぶのが気になった。 既に100年経過してる作品とのこと、100年前の作品をこうして手に取って楽しめる事が、なんとも嬉しく思います。 100年前の作品と知らずに完読できたのは、やはり作品が面白い証拠かなと、表紙のこれが面白い!は、あながち間違いではないと思われます!
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面白い一冊でした。 ただ人によって、賛否あるというのも納得です。 本だからこそできるトリックという事を念頭に、 「少し変わったミステリーが読みたい」「海外作品に触れてみたい」という方は是非読んでみてください。
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読みながらずっと翻訳ミスや表現に違和感があったが、1920年ごろのものと知り、合点がいった。またこれが表紙に書いてあった長らく絶版になっていた理由(?)らしく、納得した。 犯人は残念ながら予想した通りだった。特にこれといった意外性はなかった。これは今まで読んできた本と類似している...
読みながらずっと翻訳ミスや表現に違和感があったが、1920年ごろのものと知り、合点がいった。またこれが表紙に書いてあった長らく絶版になっていた理由(?)らしく、納得した。 犯人は残念ながら予想した通りだった。特にこれといった意外性はなかった。これは今まで読んできた本と類似しているからだと思う。ただこれが発売された1920年当時のことを考えると、かなりセンセーショナルだったのであろうと思う。 これは「そして誰もいなくなった」を読んだ時にも感じたことだが、古典ミステリで扱われているトリックは現代ミステリでも扱われており、さらにそこにさらなる工夫がなされているため、現代ミステリを読んでいる人間からすると、古典ミステリではあまり刺激を得られなくなってしまったと感じる。
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名探偵の犯人を自白に追い込む手段が斬新だった。 こんなことってあるんだとびっくりした。 古典作品なので時代を感じたおもしろい内容だった。
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「これが面白い!」「なんか読みたい」ときはこれ! 水色のカバーにガツンと大きなゴシック体が目に飛び込む。 2024年に中公文庫から出された本書は大正には書かれ、昭和には訳されていたらしいが、今回初めて手に取った。 探偵レオ・カリングが高名な細菌学者で法医学者のスミルノ博士...
「これが面白い!」「なんか読みたい」ときはこれ! 水色のカバーにガツンと大きなゴシック体が目に飛び込む。 2024年に中公文庫から出された本書は大正には書かれ、昭和には訳されていたらしいが、今回初めて手に取った。 探偵レオ・カリングが高名な細菌学者で法医学者のスミルノ博士の日記を取り出すところから物語は始まる。 日記は去年の初めに起きた、殺人事件が主として記録されていた。 警官とのつまらない諍いで警察署に連れてこられたスミルノが、知人女性と遭遇する。そう、警察署内で。彼女は殺人事件の容疑者になっていた! 法医学の専門家ということもあり捜査に加わるスミルノの他、依頼を受けた探偵レオ・カリングは調査をし、容疑者は搾られていく。 しかし、探偵には何か考えがあるようで、すぐには決め手を打たない。そしてそのことによって、事件は本当の形で結末を迎える。 現代としては、ああ、あのトリックか、と読み終わった後に新鮮さよりは馴染み深さを感じるかもしれない。 しかし、やはりカバーに書いてあるとおり、「前情報があるのとないのでは読み味がまったく違う」はずである。これは先に聞いていたら面白くない、という仕掛けがある。 これ以上、書評もあらすじ検索もせずに読み始めることを推奨する。
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紀伊國屋でタイトルを隠した状態で売られていたため その売り出し方に興味を惹かれて手に取ってみました。 (よく見たらタイトルが背表紙に書いてありましたが) ミステリーは好きなジャンルですが海外ミステリーはあまり食指を伸ばしたことがなく エラリー・クイーンのXの悲劇とYの悲劇くらいしか読んだことがなかったので 翻訳特有の言い回しに慣れずにペースを掴むのに苦労しました。 最終盤の種明かし部分は流石にペースは上がりましたが そこに行き着くまでキャッチコピーのように物語に惹き込まれませんでした。 というのも犯人は序盤から何となく想像がついていましたが スミルノ博士の語り口の煮え切らなさや探偵の発言の不明瞭さから真相がイマイチ掴めない上に 時代背景や舞台の国の文化的背景もピンときていなくてずっとモヤモヤしていました。 とはいえ最終的には探偵の推理の切り口や犯人の動機、 トリックについても一応納得感はありました。 そして物語の後についていた非常に丁寧な解説を読んで やっとこの小説の文学史上の位置付けなども理解できたので その点は良かったかなと思います。
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本屋でのカバー表紙に惹かれて購入。 ミステリーということしか分かっていない状態で読んだ。 1917年に出た本ということで、100年以上の時を経てから読むことになる。普段はあまり海外作家の本を読まないので分からないが、読点が非常に多くてその点が読みづらかった。そういうものなのか? 犯人がずっと分からない状態で進行していき、個人的には最後まで誰なのか分からなかった。 スミルノ博士が犯人と言ってもアリバイがあるじゃないかと思ったが、カリングがそれを崩して見事に見抜いていて流石だった。 登場人物への感情移入は正直難しかったが、この時代に出されたミステリー小説としては非常にクオリティが高かったのではないか、と思う。
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古典ミステリでしか摂取できない良さってあるなぁ。 この燻ったような雰囲気がいい。 書き尽くされた叙述的なトリックでありながら、とても新しいような気持ちにさせる。 スミルノ博士の理性的でありながら、どこか狂気を感じさせる日記がおもしろい。人の日記を盗み読むのって、読んでるこっちもど...
古典ミステリでしか摂取できない良さってあるなぁ。 この燻ったような雰囲気がいい。 書き尽くされた叙述的なトリックでありながら、とても新しいような気持ちにさせる。 スミルノ博士の理性的でありながら、どこか狂気を感じさせる日記がおもしろい。人の日記を盗み読むのって、読んでるこっちもどこか遠慮のようなものを感じるし、スミルノ博士がすごく詳細にその日の出来事を書いてくれるのでワクワクもする。 出てくる人物がみんな胡散臭くて怪しくて、しかしスミルノ博士自身も酔っ払って警官に絡んだりだいぶ変。 ラストまで読み進めるとなんだかいろいろわかるのだけど、この薄気味の悪い不信感がたまらない。 スウェーデンミステリといえば、名探偵カッレくんとミレニアムが1番に上がってくるのだけど、ドゥーセ氏は初めて読んだ。
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久しぶりに推理小説を読んだら結構面白かった。 あまりにもルネスタムが怪しかったから、逆にこれは博士が信頼できない語り手か?と何度も思ったけれど(スミルノ博士死んでるし。怪しすぎる)そう結論づけることができずにそのまま読み進めてしまった。案の定スミルノ博士が犯人だったのが悔しい。手紙の内容を明らかにしないのが怪しいなと思ったけどそこはあまり本筋には関係しなかった。むしろスミルノ博士が妄想に囚われる性質があることを見抜かなければならなかった。序盤、太陽の元で博士は内気なり、夜中には本来の自分になれる、という記述があったがさすがにこのヒントです妄想に辿り着くことはできなかった。二重人格も考えたけれどその割には自身の行動を書き記す日記というアイテムを用いているから、2人の人格があることは否定してしまった。(実際に二つの人格はないから合ってはいるのだけど) たしかにカリングはいけすかない笑。探偵役とはこういうものなのだけれども勿体ぶってなんだか気に入らない。
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