商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2024/07/11 |
JAN | 9784065363720 |
- 書籍
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月ぬ走いや、馬ぬ走い
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月ぬ走いや、馬ぬ走い
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商品レビュー
4.4
24件のお客様レビュー
お盆に集う様々な魂たちの独白が重なり合い、現在に至る沖縄の残酷な歴史が幽玄に浮かび上がる。構成が見事で、舞台を観ている感覚に陥った。沖縄の見方が完全に変わった。 21歳が書いたとは思えない作品。反面、真摯さに新世代を見たように思う。
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色々な立場、環境、時代の人が交代ずつ日記を読んでいるような感覚で今までに自分は読んだことないような書かれ方をしていた。内容として沖縄の問題や歴史が実体験のような感覚で読むことが出来る。
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筆力、構成力は目を見張るものがある。古い言葉の使い方も見事で、よく勉強してあるのだろうことが察せられる。 語り手をバトンタッチさせながら今と過去を繋ぐ、重厚な群像劇。関係のなさそうな語りが読み進めていくうちに線で繋がり、本の中で不思議な模様になる。円城塔さんを思わせる作風で、ただ...
筆力、構成力は目を見張るものがある。古い言葉の使い方も見事で、よく勉強してあるのだろうことが察せられる。 語り手をバトンタッチさせながら今と過去を繋ぐ、重厚な群像劇。関係のなさそうな語りが読み進めていくうちに線で繋がり、本の中で不思議な模様になる。円城塔さんを思わせる作風で、ただ最初のフックが弱く、最後と繋がってもカタルシスは感じなかった。ドラマが重すぎるから、対比として軽くしているのかも知れないけども…。
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