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砂嵐に星屑 幻冬舎文庫
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砂嵐に星屑 幻冬舎文庫

一穂ミチ(著者)

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砂嵐に星屑 幻冬舎文庫

825

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 幻冬舎
発売年月日 2024/07/11
JAN 9784344433953

砂嵐に星屑

¥825

商品レビュー

3.8

13件のお客様レビュー

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2024/09/10

カテゴリは”お仕事もの”。『君たちに明日はない』シリーズは全部読んだな。『この世にたやすい仕事はない』とか『コンビニ人間』も、お仕事ものか。  「日本人は仕事というものをいじましい位に大事にしている」ってなことを誰かの書評か解説で読んだ気がする。非正規雇用者でも、先が見えてる中高...

カテゴリは”お仕事もの”。『君たちに明日はない』シリーズは全部読んだな。『この世にたやすい仕事はない』とか『コンビニ人間』も、お仕事ものか。  「日本人は仕事というものをいじましい位に大事にしている」ってなことを誰かの書評か解説で読んだ気がする。非正規雇用者でも、先が見えてる中高年でも、単にお金を得るだけじゃない何か(やりがい?)を求めてしまう価値観。それがこの社会の息苦しさの要因でもあるし、現場が何とか円滑に回ってる要因でもある。マネジメント不在で、声の大きさやポジション取りの上手さで人の上に立ってられるのも、この不思議な価値観が共同幻想として信じられてるから。そういう自分もやってらんねーよ、と思いつつも、あからさまに手を抜くのは好きじゃなかったり。  一穂さんの作品は2作目。『スモールワールズ』が強烈な印象だったから、1話目、2話目は案外普通だなーと感じてしまった。3話目、4話目がらしくて良かった。「よるべになりたい」とか「惚れてもええんやで」って言いたくなる相手に出会えることだけで幸せかも。不器用だからつらさもあるけど。  しかし、神戸の人にとって阪神淡路大震災(もう29年前か)は身近で人が亡くなる大きな出来事やったんやなあ…

Posted by ブクログ

2024/09/01

生き辛さと生きる希望のようなものが、分かり易く描かれてる。こういう話で、あまり多くの人には馴染みのない、むしろ、話中でも軽く触れたりしているが反感を持つことも多いかもしれない、テレビ局スタッフが題材というのは目新しい気がした。連作短編で、いち短編の登場人物が他の短編でも絡んでくる...

生き辛さと生きる希望のようなものが、分かり易く描かれてる。こういう話で、あまり多くの人には馴染みのない、むしろ、話中でも軽く触れたりしているが反感を持つことも多いかもしれない、テレビ局スタッフが題材というのは目新しい気がした。連作短編で、いち短編の登場人物が他の短編でも絡んでくる構成はやっぱり大好き。最初の話だけチラッとファンタジー入れたのは異色だが、結構リアルに人の嫌なところを突いてくる。まんまと最後に感動してしまうので、そのノリで自分の仕事も頑張って行きたいもんだと思った。

Posted by ブクログ

2024/08/27

四季に合わせて、主人公が変わる 同じテレビ局で働く中で通ずるものもあるが、 それぞれの性別、キャリア、年齢で 置かれる状況や物の見方があるのが非常に面白かった。 晴一の心情が、自分とリンクしており 心に響いた。

Posted by ブクログ

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