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リボーン 幻冬舎文庫
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リボーン 幻冬舎文庫

五十嵐貴久(著者)

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リボーン 幻冬舎文庫

693

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 幻冬舎
発売年月日 2024/07/11
JAN 9784344433946

リボーン

¥693

商品レビュー

3.9

32件のお客様レビュー

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2025/01/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

前作『リベンジ』のラストからつながっているストーリーとのことで、リカの娘が無惨に轢かれた衝撃的な展開から始まっている。 捜査パートはほぼ膠着状態でやや面白みに欠けるが、輸血が必要な娘のために現在進行形で殺害を繰り返すリカパートも差し挟まれるので、ハラハラを保ったまま飽くことなく読める。 リカの人格がここまで歪んだのは、生まれ持った素質もあるだろうけど、折檻をくりかえし挙句の果てには新興宗教にハマった母親のせいでもある。 そのあたりの闇も描かれていて、このリカシリーズにさらに奥行きがでた感じがした。愚かな教団の狂宴のために、猫ちゃんが生贄として惨殺されるシーンは本当に読むのが苦しくて許せなかったけど。 シリーズ最終作ということで、不死身のリカはほとんどSF的存在みたいになってたけど、娘の看病をしたり、警察内部に彼女の回し者がいたり、最期は首の骨を見せて息絶えたり(本当に?)、最後の最後で「あ、リカも人間だった」なんて思い出すことができたような気がする。 あとがきにあったように、リカがネットの向こうにいる得体の知れない女性、ということが最大のホラー要素だった23年前から、時代は進み過ぎた。 SNSでの炎上にみられるように、義憤にかられたりただ他者を傷つけるためだったり、誹謗中傷を繰り返す匿名のユーザーが増殖して、画面の向こう側にいる彼らの正体は、ほぼリカのような顔をしているのではないかと思わされる。 中学生のときから追い続けてきたリカシリーズが終わってしまうのは寂しいが、また新たな時代の残虐ヒロインが生み出されるのが楽しみでもあり、待ち遠しい。

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2025/01/14

高岡早紀主演でドラマ化、映画化されたリカシリーズの完結編にして、リカの最期を描いた作品です。 リカは、作品毎にドンドン人間離れした超人?ゾンビ?化していますが、もうすっかり人間ではなくなってる様です。 全作を通じてあっさり残虐に殺人を犯していくのは変わらずで、この作品も同じくです...

高岡早紀主演でドラマ化、映画化されたリカシリーズの完結編にして、リカの最期を描いた作品です。 リカは、作品毎にドンドン人間離れした超人?ゾンビ?化していますが、もうすっかり人間ではなくなってる様です。 全作を通じてあっさり残虐に殺人を犯していくのは変わらずで、この作品も同じくです。そしてリカの娘である里佳もやはりモンスターでした。 最後の銃声では、果たしてどちらが死んだのか?! 無事平穏が訪れたのか、それとも、、、?

Posted by ブクログ

2025/01/14

長年追いかけてきた、リカシリーズもとうとう終わるのかぁと感慨深げに読み始めたが、今回も御多分にもれなく残虐な場面が頻発し、げんなりしつつも読了してしまった。リカの超人性が妙にクローズアップされて彼女の前にはなす術もないのかと結末もうっすらと予想できてしまった。 メス1本でこんなに...

長年追いかけてきた、リカシリーズもとうとう終わるのかぁと感慨深げに読み始めたが、今回も御多分にもれなく残虐な場面が頻発し、げんなりしつつも読了してしまった。リカの超人性が妙にクローズアップされて彼女の前にはなす術もないのかと結末もうっすらと予想できてしまった。 メス1本でこんなにも人を殺し続けてびっくりしてしまったのと、検査ではお馴染みだがマニアックな遠心分離機が堂々と登場してきたりと妙に静観している自分がいたりして。 リカシリーズを最初に手にしたときの衝撃とやるせなさは最終巻でも健在だった。空しさでいっぱいになってしまった。

Posted by ブクログ