商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 左右社 |
発売年月日 | 2024/07/05 |
JAN | 9784865284195 |
- 書籍
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海のうた
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海のうた
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商品レビュー
4.3
6件のお客様レビュー
全視界が海のような感覚になる青い表紙と丁寧な装丁に惹かれて手に取ってみれば、左右社だった。納得。 海を想う感情にもワクワク、しょんぼり、しみじみ…色々あるんだなと思った。 海岸を吹く風を、辺つ風というらしい。
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小さくて青くて、装丁も素敵な短歌集。 つないだ手やわらかかった春の海まぶしいままで終わりにしたい/上澄眠 シーグラス 波にすべては洗われていつか許せる日が来るのかな/岡本真帆 寄せ返す波のしぐさの優しさにいつ言われてもいいさようなら/俵万智 久しぶりに海に行きたくなった。
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もう、トロンですよ。目尻トロン。 眠いんじゃないです。うっとりしてるんです。 深いブルーの装丁や『海 の うた』と、スペースを入れたタイトルからして好き。 小ぶりでしっかりしたハードカバーなのも宝物感増しますね。 この歌集の「海」を感じさせる短歌百首の中から厳選に厳選を...
もう、トロンですよ。目尻トロン。 眠いんじゃないです。うっとりしてるんです。 深いブルーの装丁や『海 の うた』と、スペースを入れたタイトルからして好き。 小ぶりでしっかりしたハードカバーなのも宝物感増しますね。 この歌集の「海」を感じさせる短歌百首の中から厳選に厳選を重ねた16首を紹介。 まったく、個人の趣味です。 * 大丈夫わたしもさっき起きたとこ、ところで この星、海があるのね【鳥さんの瞼】 ゆびとゆびの間に付け根があることを確かめてゆく春の砂浜【長谷川麟】 貝殻の色はきらきらしてきれい 生きてる貝の見てたきらきら【谷じゃこ】 白き線踏めば悔いの多きことゆらりと満ちる 海がみえます【東直子】 はらってもはらっても落ちる砂ならば連れて帰ろう どこに? どこでも【宇都宮敦】 蟹缶を自分のために開けてゐる海がこぼれぬやうにそつと【門脇篤史】 空調の音さざ波に変わりゆく寝不足の午後の図書館の海【戸田響子】 それぞれの海の記憶を持ち寄って夏の匂いのする会議室【辻聡之】 傾くとわたしの海があふれ出す いとこのようなやさしさはいや【田中魁】 この人も嵐のあとの海岸に打ち上げられたかたちで眠る【吉田恭大】 机にも膝にも木にも傷がありどこかで海とつながっている【江戸雪】 いつかくる おわりを みないで すむように さかなは うみから でませんでした【多賀盛剛】 ヘブンズ・ドアー わたくしという一冊に冷たき海の見開きがある【北山あさひ】 もういいね許していいね下敷きを反らせてみたら海に似ている【野口あや子】 海の画を見終へてひとは振り向きぬ海よりいま来たりしやうに【川野芽生】 ただひとり僕のこころのために来た海はそれほど青くなかった【笹川諒】 * 海を自分の外に置くか、内に置くか、つなげるか、つなげないかがポイントかな。 他にもいい歌いっぱいで悩みました。 『海のうた』の次は『山のうた』かな、それとも『空のうた』かな、ぜひともシリーズ化してほしいです。左右社さん。
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