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みんな蛍を殺したかった 二見文庫
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みんな蛍を殺したかった 二見文庫

木爾チレン(著者)

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みんな蛍を殺したかった 二見文庫

935

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 二見書房
発売年月日 2024/06/24
JAN 9784576240633

みんな蛍を殺したかった

¥935

商品レビュー

3.6

24件のお客様レビュー

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2024/10/18

読み終わって一言。素晴らしいが思わず口から溢れ出ていた。あとがきとけんごさんの解説が読んだ後の私をより木爾チレンさんとその作品がより好きさせた。また記憶を消して読み直したい。

Posted by ブクログ

2024/09/30

 木爾チレンさん2冊目です。本作は「黒歴史シリーズ」第1弾だそうで、確かに残酷で暗く、薄気味悪い印象が強い作品でした。  物語は、私立女子高校スクールカースト底辺のオタク女子、栞・雪・桜の3人と、美少女転校生・七瀬蛍を中心に展開します。  大きく2部構成で、前半はオタク女子3人...

 木爾チレンさん2冊目です。本作は「黒歴史シリーズ」第1弾だそうで、確かに残酷で暗く、薄気味悪い印象が強い作品でした。  物語は、私立女子高校スクールカースト底辺のオタク女子、栞・雪・桜の3人と、美少女転校生・七瀬蛍を中心に展開します。  大きく2部構成で、前半はオタク女子3人の視点で七瀬蛍という人物が描かれ、3人がそれぞれ蛍と良好な関係が築かれていくのですが、前半終了時に蛍が自殺し‥。  後半は、オタク女子3人それぞれの事情と本心、そして蛍の過去と真の目的が明かされていきます。  若さゆえの残酷さ、劣等感、妬みを始め、僻み、憎悪が渦巻く描写は、正直読むのが辛いです。キツイ経験のある人ほど共感するでしょうし、寄り添い感覚を得られるかもしれませんが、それがイコール救いになるのかな、と思ってしまいました。  著者自身、身を削って己の黒歴史を吐き出すことで、浄化と充実感が得られるのでしょうか‥。ミステリーとしての構成や読ませ方は巧くできていて、引き込みは充分と思えたのですが、ビミョーな感想になってしまいました。ごめんなさい。  本作は『神に愛されていた』よりも2年近く前に書かれた作品だったんですね。第2弾も出されており、まだシリーズが続くんでしょうか?  個人的には、同じダークな印象はあるものの、作品への深い愛情・想いを感じさせる、『神に愛されていた』の世界観の方が好みかなあと思いました。

Posted by ブクログ

2024/09/27

木爾チレン『みんな蛍を殺したかった』 2024年 二見文庫(二見書房) 初読みの木爾チレン作品。 二部構成となっているイヤミス作品。 でもその構成方法が斬新でおもしろかったです。もちろん内容もですが。1部ではクラスメイト視線で描かれていた蛍像が、2部では主観も含まれてあらわに...

木爾チレン『みんな蛍を殺したかった』 2024年 二見文庫(二見書房) 初読みの木爾チレン作品。 二部構成となっているイヤミス作品。 でもその構成方法が斬新でおもしろかったです。もちろん内容もですが。1部ではクラスメイト視線で描かれていた蛍像が、2部では主観も含まれてあらわになっていく。 ネタバレ回避ではなかなか難しいけど、入り組んだ人間関係が明らかになる様は、小説なのにとてもリアリティーを持っていて、心がざわざわしながら読み進めていました。 でもリアルだと言ったのは空気感や危機感みたいなもので、物語自体は想像を超えた展開で圧巻でした。 他の木爾作品も読んでみたいです。 #木爾チレン #みんな蛍を殺したかった #二見文庫 #二見書房 #読了

Posted by ブクログ

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