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みんな蛍を殺したかった 二見文庫
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みんな蛍を殺したかった 二見文庫

木爾チレン(著者)

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みんな蛍を殺したかった 二見文庫

935

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 二見書房
発売年月日 2024/06/24
JAN 9784576240633

みんな蛍を殺したかった

¥935

商品レビュー

3.6

29件のお客様レビュー

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2024/12/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

この作家さんの小説初めて読んだけど、人の闇深い感情とか背景の表現が良かった。 母娘を対比にしているところは特に好きかな。

Posted by ブクログ

2024/12/01

始めから狂って一人。 家族を崩壊させたのは甘やかして育てた両親でもあるからこそ、自己肯定感は下がることなく平然と生きてたのだろ。 それぞれ闇を持っていたからこそ、簡単につけ込まれて親友という文字に踊らされたのだろうな。

Posted by ブクログ

2024/11/20

これは久しぶりに面白いミステリでした。平積みされてるハードカバー版からちょっと気になっていましたが文庫化されて手に取りやすくなったので読んでみましたが、最近の平積み本の出落ち感やタイトル詐欺感とは一線を画す出来で一気読み必至です。 あらすじ 関西の高校に突然東京から編入してき...

これは久しぶりに面白いミステリでした。平積みされてるハードカバー版からちょっと気になっていましたが文庫化されて手に取りやすくなったので読んでみましたが、最近の平積み本の出落ち感やタイトル詐欺感とは一線を画す出来で一気読み必至です。 あらすじ 関西の高校に突然東京から編入してきた蛍。その美しさに学校中が圧倒される中、蛍が入りたいと希望した部活はキモオタの巣窟である生物部だった。自らの母親に嫌われて顔を焼かれた栞、地味顔と相反した可愛いアニメ声を持ち虐められてきた桜、美貌の姉が死んだことにより母に姉の身代わりをさせられている雪、生物分の3人ともに容姿にコンプレックスがあり突如現れた蛍に若干引きつつも徐々に仲を深めていく。しかし、ある日蛍が電車に飛び込み自殺してしまう。蛍を自殺に追い込んだのは誰なのか。 ラノベのような設定ですが、女子のドロドロが醜く、全然青春っぽい甘酸っぱさはありません。特に容姿のコンプレックスと人からの無関心さの描写が大変細やかで、辛く重苦しい青春を感じました。特に雪のターンはしんどいですね。母から姉と延々比べられ、お前が死ねばよかったのにという母の本音が文字から伝わってきます。桜のは雲行きが怪しくなってから途端に苦しくなりました。善意と思って取った手が実は悪意に満ち溢れたものだったら…空恐ろしくなります。 美しい人ってなんとなく心まで美しい気持ちになりますよね。女優さんがちょっと粗野なことをしただけで親近感が湧いたり、あんなに綺麗なのにそんな一面が…なんて感動したり。それが心底羨ましく妬ましく、苦しむ3人。おかげで最後まで誰が犯人かわからず、こちらも醜い気持ちになります。 読み終えてから考えましたが、タイトルが秀逸です。誰が蛍を殺したのか?とかでもいいのに、みんな蛍を殺したかったですか。わざわざタイトルでネタバレしてくれてるのに多分ちゃんと犯人がわかった人は少ないと思います。 電車のお供にぜひ。

Posted by ブクログ

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