みんな蛍を殺したかった の商品レビュー

木爾チレン(著者)

2024/09/01

オタクに人権がなかった時代だもんね…。
年下の暴君とひとつ屋根の下暮らしていて毎日しんどかったこともあるから、妹を嫌悪する蛍の気持ちも察せるところがある。
栞は復讐の気持ちもあったのだろうか。
蛍が栞を思ってくれていたのが救い。

2024/08/30

外見がきれいな人とそうでない人との人生は大きく違ってくるのか。
オタクは卑下されるのか。
見方をかえれば、そこまでのめり込めるものがあることが羨ましくもあるのだが。
子供時代、母親の愛がほしくて歪んでしまった生き方が事件をよんでいく。
ドラマ化したら面白そう。

2024/08/20

神に愛されていたを読んで面白かったので2冊目。
女性のドロドロ(+その中にある純愛)を描くのがこの作家さんなのかなと思った。
面白かった。
スクールカースト底辺女子3人と、上位カーストの蛍との話。
4部作らしいので、次の作品も購入しようと思う。

売る

2024/08/16

これは最後まで予想できない！！田舎の警察と司法を舐めんなよ。しかし別世界の地球と考えたらいける。いや、いけないか

2024/08/06

タイトル気になってて、文庫化で今回購入。
ちょっとだけ読もうかと読み始めたら続きが気になってまさかの一気読み。文体はすごく読みやすかった。ただ、登場人物が意外と多くて把握するのはちょっと大変だった。
そして思ってたほどミステリーではなく、思ってたより重かった。みんな死とか負の感情を背負ってて、生きづらそうで、こっちまで息が詰まる感じだった。正直最後まで救いはないけれど、人の表裏とか、本心とか読み進めるごとにキャラクターの表情が変わるのは面白かった。

ほんのりグロい描写あります。苦手な方は注意です。

2024/08/03

最後は何か腑に落ちない感じはしたけど、凄く惹き込まれた。あとは色々と関係性を整理するのに時間がかかったかな、でも個人的には面白かったです。

2024/08/02

衝撃を受け、読み終えてからイヤミスだと気づく…人それぞれ闇があり、実際にその立場に立つまで本当に理解など出来ない･･･それにしても元凶の蛍の妹「鈴」強烈すぎて、そのあとの展開も凄まじすぎた･･･「栞」の覚悟もスゴすぎる……。「蛍」の闇が深すぎたんだ…。

2024/07/28

思ってた結末と違ったんやけど…、

衝撃の真実の発覚で相関図を整理するのが大変だった

ちょっと最後は無理ある気がしたけど、今のアラサー世代は懐かしさも感じながら楽しめると思う。

被害妄想は程々に

☆3.1

2024/07/23

先日、トーク＆サイン会へ行ってきた。初の文庫化を記念してとの事で以前から気になっていたけど読めていなかったチレンさんの本。
お話を聞いてすごく興味深い本だなと思った。
ご本人の経験なども組み込まれてる作品で何だか生々しい作品。
女同士の人間関係(特に学生時代)の描写が少しエモく感じた。
ご本人も仰ってたけど読みやすく書かれているのも良かった。10代20代の女子に刺さる本だと思う。オタクでない人にもオススメ。

2024/07/21

久しぶりに読み進める手が止まらない程、夢中になった。あっという間に読了。続きが気になって気づいたら読み終わっていた。登場人物、みんなそれぞれに深い闇を抱えていて、心が歪んでしまっている中、唯一綺麗な心を持っていた栞が死んでしまったのが残念過ぎる。オタク３人が死んで、蛍だけが生き残ったけど、ラストは蛍の父親と再会出来たシーンで終わったことが救いな気がする。ようやく、2人でまた穏やかな生活を送れるんじゃないかなと想像出来る終わり方だったから良かった。願わくば、蛍と栞、２人で穏やかに幸せに暮らしていってほしかったな〜。